
高知県内のとある町で、仲間の猫2匹と一緒に段ボールに入れられているところを保護されたアンちゃん。幸いアンちゃんも他の2匹も保護当初から元気いっぱいの健康体。
【写真】保護当初のアンちゃんは元気いっぱいで駆け回っていました
地元の愛護団体・アニマルサポート高知家の預かりボランティアさんのもとでお世話を受ることになってから、日進月歩でスクスクと成長を遂げて行きました。
おてんばの一方、成長の日々で分かった美形ぶり
保護された3匹の中でも特に表情豊かで、人懐っこく好奇心旺盛だったのがアンちゃんです。預かりボランティアさんの家の中を一心不乱に駆け回ったり、初めて見るモノに興味を示し人知れず格闘していたりと、おてんばな様子をよく見せていました。
一方で、「アンちゃん!」と声を掛ければ、大きな口を開けて「アーン?」とお返事。その顔は笑っているようにも見えました。こんなアンちゃんを前にした人たちは「なんというチャーミングな猫なの」と皆目を細めるばかりでしたが、さらに成長を重ねることにつれてわかったのがアンちゃんの美形ぶり。
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真っ白の毛並みとうっすらピンクの地肌もまたかわいらしく、一度見たら忘れられなくなるほど。アンちゃんの成長の日々は、同時に人間を魅了し続ける日々になりました。
暖かく優しいお家のファミリーになった
アンちゃんをお世話し続けた預かりボランティアさんは「アンちゃんを前にすれば、みんな一瞬でメロメロに。今後見つかるであろう新しい家族のもとでも間違いなくアイドルになるはず」と当初より予言していましたが、それが見事に的中することになりました。
保護から数カ月後、アンちゃんのもとに「うちの家族になってほしい」という里親希望者さんからの声がかかりました。その方の名はKさん。以前団体から保護猫を迎え入れた経験のある方でした。
こうなると、少し心配なのが先住猫2匹との相性です。まずはトライアルとしてKさんのお家に迎えられることになったアンちゃんでしたが、当初はやはり先住猫たちと「ウー」「シャー」のいさかいの連続でした。
しかし、それも最初だけ。先住猫もアンちゃん特有のおてんばぶりと美形ぶりにメロメロとなったのか、すぐに仲良しになり「きょうだいなんじゃないか」と思えるほど3匹一緒に仲良く過ごすように
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この家でアンちゃんが新たにもらった名前は「Timmyちゃん」。仲間の猫と、そして温かいKさん家族のファミリーとなりました。今日もまたあのかわいい大きな口を開けての「アーン?」を見せて、みんなを和ませていることでしょう。
(まいどなニュース特約・松田 義人)