
いつか来る両親との別れ。そのとき、現実としていろいろな手続きのほか、両親が住んでいた家の片付けも必要になってきます。
【話題になった投稿】両親の荷物は、いろいろな意味で片付けにくいのです
「親と死別したあと家片づけるとき、マジで精神削ってくるやつなんよ。
将来の自分の為にと買ってくれているものまで出てきて、ガチで精神削れるぞ。その状況で親の私物まで整理するわけだからな」
「親自身の葬式の為に、喪服や喪服用のタイ、オーダーのYシャツといったものが出てきたり、将来のイベント用のものが出てきたりまでするんや。」
こんな投稿をしたのは、「高杉@沼を駆けだすエンジニア」(@takasugi_mbsjk)さんです。自分の将来のために用意してあったものを見つけて「そう言う準備は良いんだよ…」と寂しく片付けているので、「マジで親が存命のうちに実家の整理しておいてほしい」とすすめます。
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ただし、「勝手に存命中に処分することはトラブルのもとになりますので、お互いにコミュニケーションをとりつつ、保管物をスケールダウンしていく必要性はあると考えます」と、難しいこともありますが、両親と相談しながら片付けていくことが大切だとも伝えています。
高杉さんがご両親を亡くしてから1年以上経過していますが、「私の場合は急逝を受けて整理が必要な環境に置かれているため、多くのものが特に説明がなく物置などにありました。このためたびたび中断しつつも、相続手続と事業承継の手続きを進める合間に片付け作業をしております」と、現在も継続して整理していると話します。
親の遺品整理、心が折れそうになる
同じように心が折れそうになりながら片付けをしている人たちからコメントが寄せられました。
「両親を1ヶ月の内に続けて亡くして、借家だったので家賃は払っていたが、空けろと大家に言われて慌てて整理しないといけなかった時、本当にメンタル削られた。職場の上司とかは休み最小限にするよう色々言ってきて、そんなの簡単やろとか。少しの事でも本当にメンタル削るんよ。経験ないとわからんよ。」
「頭では分かってるけどやっぱり捨てられないんだよな… 実用性なんて無いのは当然だけどその一つ一つが親がちゃんと自分を愛してくれていたことを証明してくれたものなわけで…でもいつか断捨離して向き合わないといけないんだよな……」
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「遺品整理屋さんです。実際、それ系を見るのが辛いという理由でのご依頼も多いです。」
「分かりみしかない。夫と死別し遺品の整理で精神的なしんどさを味わったので、その勢いでできるだけまだ40代だけど自分のものもできるだけ捨てるようにしている。子供に同じダメージを食らわせたくないので。それでも家には使っていないモノがまだ沢山ある。気力のあるときに頑張って捨てます。」
などとコメントが寄せられて、2.8万をこえる「いいね」がついています。コメントを受けて高杉さんは「様々なご意見ご感想があることも改めて認識できました。遺品整理は死別を理解し受け止めるひとつの儀式でもあります。しかし、他にも苦労されている方もいることを共有した上で、無理せず進められることの重要性を精神病院で働かせてもらっている立場としても痛感した次第です」と話しています。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)
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