
■プロ野球 西武 3−6 楽天(29日・ベルーナドーム)
楽天は西武に逆転勝利でカード勝ち越し。試合は3ー3の同点で迎えた6回表、1死二、三塁から村林一輝(27)に適時二塁打が飛び出し勝ち越しに成功。8回にもフランコ(32)の適時打で1点を加えると3点のリードを守り切った。
前日の西武とのカード2戦目では6ー0で完封負けを喫した楽天。この試合、打線は1回西武の先発・武内夏暉(23)に対し先頭の小森航大郎(22)が空振り三振、2番・小深田大翔(29)が二ゴロに。2死を奪われると3番・浅村栄斗(34)は中飛に打ち取られ三者凡退とした。
その裏、先発のハワード(28)は1死から2番・源田壮亮(32)に中三塁打を放たれ走者を背負った。2死三塁からは4番・ネビン(28)にライトへの適時打を浴び先制点を許した。
さらに3回裏には1番・西川愛也(25)、2番・源田に連打を許すと無死位置、二塁から3番・中村剛也(41)にレフトへの適時打を浴び2ー0、続く4番・ネビンにレフトへの犠飛を許し3ー0と差を広げられた。
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3点を追いかける展開となった打線は4回表、2死走者無しから3番・浅村が二塁打を放ち出塁。得点のチャンスで4番・フランコにレフトスタンドへの2ラン本塁打が飛び出し1点差に詰め寄った。
5回表、1死走者無しで7番・中島大輔(23)がショートへの内野安打で出塁。続く8番・太田光(28)がレフトへの適時二塁打を放ち3−3の同点に追いついた。
ハワードは5回裏、1死一塁で降板、97球を投げ被安打7、奪三振4、2四球、3失点(自責3)。2人目・西垣雅矢(25)が登板すると後続を抑え無失点で切り抜けた。
6回表、2番・小深田が四球、3番・浅村が右安打で出塁すると4番・フランコの三ゴロの間にそれぞれ走者が進塁し1死二、三塁と好機を迎えた。すると5番・村林がカウント1ー1から武内のストレートを弾き返しレフトへの適時二塁打に。2点を加え勝ち越しに成功した。
6回裏は3人目・則本昂大(34)、7回裏は4人目・加治屋蓮(33)が登板し無失点に。終盤8回表、2番・小深田が四球で出塁すると盗塁を決め1死二塁とした。4番・フランコにレフトへの適時打が飛び出し6点目を挙げた。
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8回裏は5人目・西口直人(28)がマウンドに三者凡退に抑える好投を見せると3点リードのまま9回裏は6人目・藤平尚真(26)が無失点に抑え試合終了。勝利した楽天は西武とのカードを勝ち越し、借金は3とした。