大人からなにか質問をされると「この場合何を求められての質問であるのか」をまず1番に考え、相手の気に入る回答を出すために頭をフル回転させてビクビクしながら答える子どもでした。
それは自分が回答を間違えたであろうときに微妙にピリつく食卓の雰囲気であったりとか、
その空気を察知して必死にフォローした結果、ようやく満足げに和らいだ両親の表情だとか――こうしたことに鍛え上げられた性質であることは間違いありません。
そんな私が最近少し気になっていたのが息子のまめのこと。
基本的にはのびのび過ごしているように見えるものの、時折空気が悪くなったのを察知して媚びるようなフォローの言葉を発するという「素質」が垣間見える瞬間があるため少々心配していたのですが、この感じならまだ大丈夫。
この素直さを伸ばしていい意味で鈍感に生きていって欲しいものです。
ちなみに私の媚び気質も生きていく上で役に立たなかったとは言いません。
しかし人の顔色第一で動く生き方は少々窮屈だったように感じますので。
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