化学機械メーカー「大川原化工機」(横浜市)の社長らの起訴が取り消された冤罪(えんざい)事件を巡り、東京高裁が1審に続いて警視庁公安部と東京地検の捜査を違法と認定した判決について、坂井学・国家公安委員長は30日の閣議後の記者会見で、「警視庁において内容を精査したうえで対応を検討すると承知している」と述べた。
坂井氏は「警視庁による捜査について、厳しい内容の判決が言い渡された」と言及。「警視庁においては部内の教養などを強化し、警察庁も同様の認識のもと、都道府県警に対する指導を強化しているところであり、国家公安委員長としても引き続き警察を指導していく」と述べた。
捜査の検証や大川原化工機側への謝罪を求める声があることについても記者からの質問の中で問われたが、言及はなかった。【山崎征克】
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