食べ物に変身した、シルバニアの赤ちゃん(画像提供:@h1natan0h1y0k0) シルバニアの赤ちゃんたちが、さまざまな食べ物に変身している写真で毎回多くの反響があるInstagramアカウント・ひよこさん(@h1natan0h1y0k0)。大量のお菓子を自分たちの家へと運び込むシルバニアの赤ちゃんたちの大行列の投稿は12.1万件ものいいねを集め、ごま団子の赤ちゃんでは3.1万いいね。シャケのホイル焼きの赤ちゃんは、Xで12万いいねと話題になっており、多くのファンが作品を楽しみにしている。
【画像】「本物に入れてるのかと…」完成まで2年、ごまも一つ一つ刺繍した“ごま団子の赤ちゃん”■常に「食べ物×シルバニア」で頭がいっぱい 息子さんも一緒にシル活
シルバニアの赤ちゃんたちの服たちはすべて自作。例えばごま団子の場合は、「ごまを一つ一つ刺繍したのですが、あまりにも過酷な気の遠くなる作業で何度も挫折しそうになり、作り始めてから完成まで約2年の歳月が流れていました」とのこと。そこでひよこさんに、作品の制作秘話について、話を聞いた。
――シルバニアの赤ちゃんたちが、さまざまな食べ物に変身しているお写真は毎回多くの反響があります。あらためて、どのように感じますか?
「時間をかけて愛情を込めて作っているので、沢山の方に見ていただけてとても嬉しいです! ごま団子の赤ちゃんを作った時に『本物のごま団子に入れているのかと思って驚いた!』とコメントをいただいた時は私も驚きました(笑)。本物を見て観察して作ったのですが、リアルに近づけていることが嬉しかったです。縫っていることにも驚かれていた方が多く、諦めなくて本当に良かったです!」
――ひよこさんが”食べ物”に着目して製作をしている理由を教えてください。
「SNSで投稿をし始めた当初、食べ物の着ぐるみを作っている方が沢山いらっしゃって、『可愛い!自分も作ってみたい!』と思ったところから始まりました。その後ハマってしまい、グルメ番組などで美味しいものを見るたびに、これも作ってみたい! と常に食べ物×シルバニアのことを考えるようになってしまいました。
一生かけても作りきれないほど、作りたいものが無限にあります(笑)。いつか自宅で部屋いっぱいに食べ物の着ぐるみを着たシルバニアファミリーを並べて、お客さんは自分だけの着ぐるみ展示会を開くことが夢です」
――以前、息子さんと一緒にシルバニアで遊べる年齢になるのが待ち遠しいとお話されていましたよね。現在息子さんとシルバニアの関係性はいかがですか?
「実は息子も着ぐるみを作りたいと言って、チーズや昆布の赤ちゃんを作ったことがあります。これまでシルバニアファミリーのイベントへ一緒に出かけたり、お家に家具を並べてごっこ遊びをしたり、開封動画を撮ったり写真を撮ったり、もうやっていることが大人のシル活と変わりません(笑)。今は下の子と一緒にごっこ遊びをして楽しんでいるようです」
――それはかわいいですね! ところで以前は息子さんの寝ている隙にせっせと製作されていたようですが、今はどのように育児とシル活を両立させていますか?
「長男も小学生になり1人遊びや勉強をすることが増えました。今度は次男がまだ小さいので次男が寝ている時にせっせと作っています」
■4年越しの夢が実現 “鮭のホイル焼きの赤ちゃん”に反響
――なるほど。次男さんが成長された後も楽しみです。では、今まで投稿されている中で、特に大きな反響があったもの、ひよこさんの特に思入れがある作品を教えてください。
「鮭のホイル焼きの赤ちゃんです。今まで作ってきた着ぐるみの中で1番反響がありました。着ぐるみを作り始めた当初に作った、ブロッコリーの赤ちゃんとキノコの赤ちゃんを少しだけリニューアルして付け合わせにしました。
その頃からいつかホイル焼きの赤ちゃんを作った時に、一緒にホイルの中に入ってもらいたいと思っていて約4年越しに実現できました。最近は着ぐるみに簡単な刺繍を入れることも増え、昔から見てくださっている方にレベルアップしてるね! と仰っていただき励みになっています!」
――「ホイル焼きの赤ちゃん」には、フォロワーさんから「うちの食卓にも来てくれないかなあ」など、夢をお届けしているようにも見えます。このSNSを通じて、ユーザーに届けたいことや伝えたいことはありますか。
「よく『こんなの作れない! 作ってください』と言われることがあるのですが、私も最初は長年触れていなかった裁縫に、苦手意識を持っていました。私が作るものには、丸や四角といった簡単な形を組み合わせて作っているものが多いので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです! もっともっと着ぐるみ仲間の和が広がってほしいなと思っています」