「移民難民・教育弱者への日本語学習・キャリア支援事業」をスタート　対象を世界中の移民・難民へ拡大、支援も受け付け中

　NPO法人日本語とエクスチェンジの会(神戸市)は、2022年度から日本財団助成事業として、ウクライナ避難民を対象とした日本語教育・就労支援を実施している。2025年5月からは、これまでウクライナ避難民に限定していた支援対象を世界中の移民・難民へ拡大。新たな助成事業として「移民難民・教育弱者の方への日本語学習およびキャリア支援事業」をスタートする。

　具体的には、アフガニスタン・パレスチナ・ミャンマー・シリアなど、母国を離れざるを得なかった人たちが対象。「生活や就労に必要な日本語教育の提供(初級〜ビジネスレベルまで)」、「就労支援の実施(履歴書の書き方、面接練習、日本での就職文化に関するセミナーなど)」、「生活・文化サポート(地域社会とのつながり・日本の制度への理解促進)」などの支援を予定している。

　日本で新たな一歩を踏み出す人々が、「言葉」と「支援」を通じて安心して生活し、自立した未来を描けることを目指すこのプロジェクトへの支援を、For Goodのクラウドファンディングで6月末まで受け付けている。集まった支援金は、日本語講師への謝金、教材費・Zoom等のシステム利用費、クラス運営管理・広報費用などに充てるという。

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