新札に出会ったら即ゲームオーバー！？…しかし「渋沢栄一（1万円札）には永遠に出会わないはず」　男の孤独な挑戦は続く【漫画】

新札が発行されると、すぐに見てみたいと思う人がいる一方で、その逆を目指す人もいるようです。漫画家のこなたこなさんは、ひそかに「いつまで新札を見ずに過ごせるか」というゲームに挑戦していました。

しかしそんなある日、歯医者を訪れたこなたさんは、おつりとして新札の5千円札と千円札を受け取ってしまいます。この出来事によってあっさりとゲームは終了してしまうのですが、こなたさんはまだ諦めません。

こなたさんは、まだ一万円札を見ていない事に気付くと、すぐに気を取り直しゲームを再開します。さらに新一万円札を見てしまうリスクを予想していると、通院している歯医者ではお会計が一万円を超えることが無いことに気付きます。

つまり他の日常生活で必要となる支払いをキャッシュレスでおこなえば、新一万円札に触れる可能性を極限まで減らすことができるのです。この状況に気がついた瞬間、「これはもう勝ったも同然！」とこなたさんは一人、静かに勝利宣言をしたのでした。

その後、「新札を見ずに過ごすゲーム」の行方はどうなったのか、作者のこなたこなさんに話を聞きました。

コンビニのATMが最大のピンチ…

ー新一万円札にはまだ出会っていませんか？

まだ出会ってないです。この前コンビニのATMで一万円を引き出したときに「やばい」と思いましたが、出てきたのは旧札でした（笑）。

ー病院を受診される際には現金が必要になる場面もあるかと思いますが、一万円札を使わずにすむような金額で用意しているのでしょうか。

現在病院は3カ月に1回の歯医者しか行っておらず、それもメンテナンスなのでお会計が5000円を超えることはありません。なので一万円札を用意する必要はありませんが、この漫画のときは旧札の一万円を使いました。

ーエッセイ漫画を描こうと思ったきっかけを教えてください。

コロナ禍のときに家から出ずに稼げるようになりたいと思ったからです。

ープロフィールには「東京一人暮らし男の孤独な日常ギャグ漫画」とありますが、作品からはむしろ楽しさも感じられます。一人暮らしを前向きに楽しむコツや、日々心がけていることはありますか？

同作のように、なんでもゲーム感覚で生活することだと思います。漫画のネタを作るために無理にそうしてる節もあります（笑）。

（海川まこと／漫画収集家）