
そんな6月の開運ファッションは「ベスト(ジレ)」。ベストを取り入れたコーディネートは、2020年ごろからトレンドになりました。ベストを取り入れることで、シンプルなコーディネートに奥行きや個性を加えることができますよ。
1. テーラードベストのセットアップ

テーラードジャケット風のベストは、アウターの代わりとして活躍します。ブラックやベージュなどのベーシックカラーを選ぶと、着回しやすくおすすめです。
この写真は、ベストとワイドパンツのセットアップに、インナーとしてディープグリーンのスクエアネックタンクトップを合わせたコーディネート。ヴィンテージ風のレザーベルトでウエストマークして、スタイルよく見せています。全身をブラックでまとめて、洗練された印象に。
2. グレーのセットアップでシックに

クロップド丈(通常よりも裾丈を短くカットした丈)のベストはハイウエストのボトムスと相性がよく、スタイルアップ効果があります。
|
|
3. バルーンシルエットのベストで甘辛MIX

2025年春夏コレクションで注目されているのが、バルーンシルエットのベスト。無地のトップスに重ねるだけで、フェミニンな雰囲気を演出できます。甘めのデザインですが、モノトーンでまとめると大人っぽく仕上がりますよ。
この写真は、白いTシャツに黒いベストを重ねたコーディネート。ダブルジップ仕様のベストやイエローのタイトスカートなど、甘さのあるシルエットや色を辛口に引き寄せることで、トレンド感のある甘辛ミックスをかなえています。
4. サマーツイードベストできれいめカジュアル

春夏は、リネン混の軽やかな素材を選ぶと快適に過ごせます。サマーツイードは、伝統的なツイードの上品さを保ちながら、夏でも快適に着られる工夫が施された万能な素材。オフィススタイルにもカジュアルスタイルにも着回しが利くのが魅力です。
この写真は、パステルカラーを使ったカジュアルコーディネート。プリントTシャツはカジュアルですが、テーパードパンツ(裾に向かって徐々にシルエットが細くなるパンツ)とサマーツイードのベストできれいめに仕上げています。
|
|
松本 英恵プロフィール
カラーコンサルタント歴20年。パーソナルカラー、カラーマーケティング、色彩心理、カラーセラピー、ラッキーカラー(色占い)などの知見を活用し、カラー監修を行う。執筆、メディア出演、講演、企業研修の講師など幅広く活動。近著に『人を動かす「色」の科学』。(文:松本 英恵(カラーコーディネートガイド))