Airbnb、災害発生から24時間以内に避難先の宿泊施設を提供　日本でスタート

　米Airbnbと、その傘下で、災害時に緊急避難先を提供する非営利団体Airbnb.orgは、日本の非営利団体と連携し、日本国内で自然災害が発生した場合、24時間以内に緊急避難先となる宿泊施設を提供できるようにすると発表した。Airbnbとして世界初の試みという。

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　地震や津波などの大規模な災害時、47都道府県の選定地域を対象に避難先の宿泊施設を提供する。医療や緊急対応を行う人への宿泊施設としても展開する。

　ピースボート災害支援センター、ジャパン・プラットフォーム、ピースウィンズ・ジャパンを中心とした非営利団体パートナーとともに取り組む。能登半島地震後の被災者受け入れなど、Airbnb.orgの日本での支援活動が基盤になっているという。

　Airbnb.orgは、Airbnbが設立した非営利団体。Airbnbプラットフォームを活用し、一時的な滞在先を必要とする人々と、自分の家を支援のために提供する意志のあるAirbnbホストをつなぐ。2020年の設立以来、世界で25万人以上・160万泊分の一時的な滞在先を提供してきたという。Airbnb.orgで運用している寄付金はすべて避難先の宿泊施設への提供に利用され、Airbnb.orgの宿泊は無償。