日本製鉄(写真上)と米USスチールのロゴマーク(いずれもAFP時事) 【ワシントン時事】日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収計画について、トランプ米大統領は5日に可否を判断する見通しだ。トランプ氏は日鉄を「偉大なパートナー」と評価しており、同社がかねて求めてきたUSスチールの完全子会社化を認めるかが焦点。公表から1年半にわたって停滞していた計画が大きく動きだす可能性がある。
買収が実現すれば、日鉄は粗鋼生産量で世界3位に浮上する。トランプ氏は完全買収を認めない姿勢を示す一方、日鉄による投資が米製造業に大きく貢献するとして、歓迎の意向を明らかにしている。