米電気自動車(EV)大手テスラのロゴマーク(AFP時事) 【ニューヨーク時事】米電気自動車(EV)大手テスラの株価が5日急落し、前日終値比14%の大幅安で引けた。時価総額は約1524億ドル(約22兆円)吹き飛び、同社価値の一日の目減り額としては過去最大という。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)とトランプ米大統領の決裂が決定的となり、マスク氏の事業に悪影響が及ぶとの悲観的な見方が広がった。
テスラ株の終値は284.70ドル。一時18%近く売り込まれた。時価総額は巨大企業の目安とされる1兆ドルを割り込んだ。
両氏はSNSで非難合戦を展開。トランプ氏は「何十億ドルも予算を節約する最も簡単な方法はイーロンの(事業に対する)政府補助や契約を打ち切ることだ」と述べ、テスラや宇宙企業スペースXの業績が悪化するとの観測が台頭した。