ANA(全日本空輸)のファンは多い。企業やブランドの好感度を測る日経クロストレンドの「顧客幸福度」ランキング(2025年版)でも、航空業界で1位を獲得したほどだ。
そんなANAの公式ECサイト「A-style」で、客室乗務員(以下、CA)の制服デザインをモチーフにした「ANAオリジナル ユニフォームコレクション」が発売された。商品ラインアップは、ポーチ、ペンケース、ガジェットポーチで、価格は順に3200円、3300円、4000円だ。
●グレーの生地にANAを象徴するブルーラインが映える!
今回取り上げるのは「<ANAオリジナル>ユニフォームコレクション ガジェットポーチ(CA)」「<ANAオリジナル>ユニフォームコレクション ペンケース(CA)」そして「<ANAオリジナル>ユニフォームコレクション ポーチ(CA)」の3つだ。
|
|
<ANAオリジナル>ユニフォームコレクション ガジェットポーチ(CA)
ガジェットポーチは、ざっくりと織り上げたツイード調のポリエステル生地で、グレーカラーにANAのシンボルであるブルーラインを配した上品なデザインに仕上がっている。
内側は2気室に分かれており、外側だけでなく仕切りにもクッション素材を使うことで、AC充電器やモバイルバッテリーといったデジタルガジェットを衝撃などから保護する。仕切りにクッション性のあるおかげで、端子など金属製のものと直接、あるいは薄い布ごしにモバイルバッテリーやSDカードなどがぶつからず、安心感がある。
フロント側の気室にはゴムホルダーと小さめのメッシュポケットが3つ、リア側の気室には大きめのメッシュポケットが2つ取り付けられている。
サイズは約23(幅)×7(奥行き)×10.5(高さ)cmで、重さは約107gと軽量だ。しっかりとした持ち手があるので持ち運びやすい。
|
|
<ANAオリジナル>ユニフォームコレクション ペンケース(CA)
ペンケースは約21(幅)×6.5(奥行き)×8(高さ)cmで、円筒形になっている。
生地はツイード調のグレーのポリエステル製でガジェットポーチと同じだ。ぐるりとブルーラインが施されている。手に下げていればどのように持っていてもブルーラインが見えるので、ANA好きの人にアピールできそうだ。
内側は1気室で仕切りもポケットもない。ペンケースではあるが、自分好みに使える汎用性の高さがありがたい製品だ。
<ANAオリジナル>ユニフォームコレクション ポーチ(CA)
|
|
ポーチは、一見するとパスポートや手帳など、平らなものの収納に便利そうだが、約5cmのマチがあるので、化粧ポーチとしても使えそうなイメージだ。
内側には、大きめのオープンポケットが1つある。あぶらとり紙やポケットティッシュ、薄い生地でできたハンカチなどを入れておくのに良さそうだ。
●収納力はどれくらい?
では、それぞれどれだけのものが入るだろうか。試してみたい。
ガジェットポーチのフロント側気室にある小さめのメッシュポケットは、クレジットカードサイズのものを入れるのにちょうどいい。また、45W程度の小型AC充電器を入れることもできる。航空機内の座席コンセントにぴったりサイズのものが合うだろう。
ゴムホルダーには、充電用ケーブルなどを挟んでおくと良い。モバイルディスプレイとPCをつなぐのに使う、少し太めのUSB Type-Cケーブルも収納できる。
AC充電器をフロント側に入れてしまうと、リア側にはあまり厚みのあるものを入れられない。ということで、MagSafe対応のモバイルバッテリーと、使い勝手の良いスリムタイプのワイヤレスマウスを収納してみた。
その他、少し大きめの完全ワイヤレスイヤフォンや予備のSDカードを入れた状態がこちらだ。これぐらいであれば、型くずれさせることなく、カッコよく持ち歩ける。
同じものを今度はペンケースに入れてみたい。こちらは仕切りなどがないので、ガサッと入れられる。取り出す際に探す手間はあるものの、片っ端から突っ込めるので、撤収作業は速やかに完了するだろう。
●旅のお供にも普段使いにも
大きめのバッグに小物類を入れておくと、乱雑な印象を与えてしまうし、何よりどこに何があるか分かりづらくなるため、使いたいときにサッと取り出せない。
その点、このようなガジェットポーチなどがあると、まとめておけるので整理整頓されたイメージを与えられるし、使いたいときにストレスなく取り出せる。まさにいいことづくめだ。
加えて、今回試したような<ANAオリジナル>ユニフォームコレクションであれば、使うたびにテンションが上がる。そのまま青空へ飛んでいきそうなほどである。
試してみて「これは良い」と感じる点がいくつかあった。その1つは側生地が丈夫で、長く美しい状態を保てそうなところである。
ポリエステル製と聞くと、人によっては「安っぽいのではないか」と心配するかもしれないが、前述のようにしっかりしたツイード調で、決してチープさを感じさせることがない。
加えて、どのような加工が施されているのか不明だが、USB端子の端を強くこすりつけても傷や跡が全く残らなかった。
シンプルながら、どのアイテムにも持ち手が付いており、その幅や長さが計算され尽くしているのも良かった。短すぎると指で引っ掛けるようにして持たねばならないし、長すぎるとテーブルなどに置いたときのシルエットが美しくなくなってしまう。手に下げた際、決して指に食い込まない心地よい幅であることもポイントが高い。「開発スタッフたち、分かっているなぁ」と、なぜか上から目線で感心してしまった。
CA制服をイメージしたデザインではあるが、ユニセックス仕様なので誰でも使えるのもうれしい。旅行時はもちろん、普段でもバッグに入れておき、見るたびに旅情に浸るのはどうだろうか。ポーチに施されたブルーラインが、ユーザーの心を雲の上の青い空に連れて行ってくれることだろう。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. All rights reserved. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
iPhoneマイナカードでできること(写真:ITmedia NEWS)10
ネット米騒動 いまだ収まらず(写真:ITmedia NEWS)20