



仕事から帰ってきた夫に事情を話すと、ナナの携帯のGPSを調べてナナの元へ向かってくれました。無事に帰ってきてくれて本当にほっとしました。しかしナナはすぐに自分の部屋へ。
ナナのいた居場所から考えると仲良しのリンちゃんの家に行こうとしていたのかもしれません。



夫はなにやら考え込んでいる様子です。「本格的ないじめかどうか学校や周りの友だちの親に聞いてみてさ。いじめじゃないなら見守るのはどう?」というカズマの言葉に私はハッとしました。私は昔、女子グループにいやがらせをされたことがあります。そのときの経験があるからこそ「ナナが心配だ」と感情が先走ってしまいましたが、はたして親が出ていっていい方向へ進むのだろうかとも思ったのです。


ナナにとって、リンちゃんとミアちゃんとの人間関係のトラブルは、親に知られたくないものだったのでしょう。
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あの手紙をもらってナナが傷つかないはずがありません。
私にできることは、この事態が深刻なものなのか、そうでないのか突き止めることなのだと気づきました。
誰に事情を聞いてどう立ち回るべきなのか。
「正解」はないのでしょうが、もうこれ以上不用意にナナを傷つけたくありません。
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原案・ママスタ 脚本・もえこ 作画・ゆずぽん 編集・石井弥沙