母はGIで2着2回の活躍馬 アウダーシアがルメール騎手でデビュー勝ち狙う

　18年の牝馬三冠路線を沸かせたリリーノーブルの2番仔となるアウダーシア(牡2、美浦・手塚貴久厩舎)が、日曜東京5Rの2歳新馬(芝1800m)でデビューVを狙う。

　アウダーシアは父キズナ、母リリーノーブル、母の父ルーラーシップの血統。母は重賞にこそ手が届かなかったが、17年の阪神JFで2着、18年の桜花賞で3着、オークスで2着。アーモンドアイやラッキーライラックと何度も好勝負を演じた。そして半兄のデンクマールは2戦2勝で将来を嘱望される存在。また、曾祖母のバプティスタは98年の桜花賞トライアル・4歳牝馬特別の3着馬。4代母のビーバップは90年のクイーンS、91年と92年の関屋記念で2着の実績がある。

　ここまで約1カ月をかけて乗り込まれてきた。追われてからの反応に物足りなさが残るものの、攻め量は十分に足りている。あとは芝の実戦でどこまで変わり身を見せられるか。鞍上にC.ルメール騎手を迎え、何とかモノにしたい一戦となる。