5月の中国物価、0.1%低下=4カ月連続マイナス
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2025年06月09日 12:02 時事通信社

【北京時事】中国国家統計局が9日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比0.1%低下と、4カ月連続マイナスだった。内需の低迷や対米貿易摩擦を背景に、物価が上がりにくい状況となっている。
中国では不動産不況が続く中、今年に入り、トランプ米政権との貿易戦争も勃発。景気の先行き不透明感が一段と増した。5月は原油相場も下落。CPIのうち、ガソリンなどの交通用燃料は12.9%の大幅マイナスだった。
価格変動の激しい食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は0.6%。前月(0.5%)をわずかに上回ったものの、引き続き低い水準にとどまった。
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