松本駐屯地の機関銃落下事故 陸自、陸曹を書類送検 業過致死容疑

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2025年06月24日 19:17  毎日新聞

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毎日新聞

防衛省=東京都新宿区で、小川昌宏撮影

 陸上自衛隊の松本駐屯地(長野県)で降下訓練中に機関銃が落下し、直撃を受けた隊員が死亡した事故で、陸自警務隊は24日、同駐屯地の第13普通科連隊に所属する3等陸曹の20代男性を業務上過失致死容疑で書類送検した。陸自によると、容疑を認めているという。


 書類送検容疑は3月13日午後6時45分ごろ、同駐屯地の訓練塔(高さ15メートル)で、降下訓練中に5・56ミリ機関銃(重さ約7キロ、全長約1メートル)を過って落下させ、地上にいた安全係の男性隊員(当時41歳)を死亡させたとしている。


 3等陸曹は事故当時、機関銃の前後2カ所に付いているナイロン製のひもを肩にかけていたが、ひもが外れて機関銃が落下したとされる。外れた原因について陸自は「今後の捜査に支障が出る恐れがある」として明らかにしていない。


 事故を巡っては、陸自の事故調査委員会が4月、装備品の脱落防止に向けた安全教育の徹底や、降下訓練中の隊員の真下に安全係が立たないといった再発防止策をまとめた。【松浦吉剛】



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