リヨン、2部降格が決定…昨年11月に暫定処分科されるも財務状況改善せず 伊東純也ら所属のスタッド・ランスに残留の可能性も?
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2025年06月25日 06:18 サッカーキング

降格処分を下されたリヨン [写真]=Getty Images フランスサッカー経営管理総局(DNCG)は24日、リヨンの財政状況を理由にリーグ・ドゥ降格とする処分を下した。
DNCGは去年の11月16日、リヨンが5億510万ユーロ(約849億円)の負債を抱えていることを理由に、2025年1月の移籍市場における補強禁止や賃金の制限といった処分を下していた。また、財務状況が改善されなかった場合は、2024−25シーズン終了後にリーグ・ドゥ降格とする暫定処分を科していた。
フランスメディア『RMC』によると、リヨンはDNCGとの協議を経て正式にリーグ・ドゥに降格することが決まったとのこと。またリヨンは、この処分に対して今後7日以内に控訴する予定であると報じている。
また、リヨンの降格処分が控訴で覆らなかった場合、日本代表FW伊東純也などが所属するスタッド・ランスが、一転してリーグ・アンに残留する可能性がある。フランスプロサッカーリーグ(LFP)のスポーツ競技規則第520条には、「次シーズンのリーグ・アン出場権を獲得したクラブが参加を辞退するか、参加基準を満たさないか、DNCGまたはその他の機関(特に懲戒機関)の決定により昇格を拒否された場合」には、「プレーオフで敗退したクラブに再び出場権が与えられる」という。スタッド・ランスは、リーグ・アンの昇降格プレーオフでメスに敗れてリーグ・ドゥ降格が決まっていた。
黄金期の2000年代にはリーグ・アン7連覇を達成するなど、フランスを代表する名門リヨン。リーグ・ドゥに降格すれば、1988−89シーズン以来の出来事となる。
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