京都府警本部=京都市上京区 京都府警宮津署が車検切れの捜査で敷地内に保管していた自動車内から、バッグなどの積載品が盗まれていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。府警は、同署敷地内に男が侵入したと23日に発表していた。
捜査関係者によると、車は証拠品として敷地内に止められていた。ドアは施錠されておらず、ブルーシートをかぶせるなどの措置も取っていなかったという。
天橋立(京都府宮津市)に車で立ち入っているとの通報が21日、同署にあり、駆け付けた署員が駐車中の複数の車を発見。このうち1台が車検切れだったため22日に押収し、道路運送車両法違反の疑いなどで外国籍の男らを捜査していた。
同日夜、同署のセンサーが作動したため防犯カメラなどを調べたところ、男が敷地内から壁を乗り越えて逃げたことが判明した。
府警は、押収された車の積載物を取り返すために侵入した可能性もあるとみて、男らを窃盗容疑などで調べている。