【AI予想・北九州記念】2年連続での波乱を示唆!? 一筋縄ではいかない一戦で人工知能が注目する馬とは

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2025年06月30日 19:00  netkeiba

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北九州記念に出走予定のヨシノイースター(撮影:下野雄規)
 本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。

 今週の重賞競走は日曜日の小倉競馬場で行われる北九州記念(GIII)のみとなっています。まずは北九州記念の過去の傾向から。

 過去10年の北九州記念での前走距離別成績を見ていきます。過去10年の北九州記念では前走で1200m以下に出走していた馬が10勝2着9回3着10回と圧倒しています。特に前走1200mだった馬が8勝2着6回3着8回と活躍。過去10年の北九州記念はすべて芝1200mで開催されていますので、前走で短い距離のレースを経験していることがプラスになるのでしょう。

 良績を残す前走1200mですが、前走の着順や性別などには注意が必要になります。過去10年の北九州記念では牡馬、セン馬で前走1200mかつ4着以下だった馬は39頭が出走しすべて馬券圏外となっています。牝馬の場合は夏場で調子を上げることもあり前走の着順は不問ですが、牡馬やセン馬の場合は前走で上位争いに絡んで勢いを失っていないことが好走条件のひとつと言えるのではないでしょうか。

 続いては、過去10年の北九州記念における前走4角での位置別成績です。過去10年の北九州記念は前走4角10番手以内の馬が8勝2着8回3着7回と良績を残しています。実際の北九州記念の結果を見ると、4角10番手以内の馬が10勝2着9回3着8回となっていますので、前走で北九州記念の好走パターンに当てはまる形で競馬をしている馬に分があると言えそうです。

 一方、前走4角で11番手以下の馬は2勝2着2回3着3回。馬券に絡んだ7頭の内、5頭が前走で上がり3位以内を記録していた馬となっていました。前走4角で11番手以下だったとしても、そのレースで上がり3位以内と末脚の威力を見せている馬には注意が必要になってきそうです。

 それでは早速ですが、今週の北九州記念でAIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。

◆人気薄の激走にも注意!

ヨシノイースター

 昨年2月の北九州短距離S(OP)でオープン初勝利、昨年の北九州記念で2着など小倉芝1200mでは4戦1勝2着2回と良績を残しています。22年7月の大牟田特別(1勝クラス)では後のGI馬マッドクールと差のない競馬をしていますし、小倉芝1200mに対して非常に高い適性があるのは間違いないでしょう。

 今年で7歳になる本馬ですが、前走の春雷S(L)を勝利しているように年齢的な衰えは感じられません。1週前追い切りでは坂路コースで一杯に追われる意欲的な内容。暑さの厳しい時期でもしっかりと負荷をかけられるのは、それだけ状態の良い証拠とも言えます。実績十分の舞台に照準を合わせてきたように映りますし、得意な条件での重賞初制覇に期待したいところです。

ショウナンハクラク

 オープン昇級後の成績が一息な本馬ですが、前走の春雷Sでは4番手追走から掲示板を確保。これまでは折り合い重視で中団から後ろに構える形でしたが、前走は好位からでも引っかかることなく追走できたのはプラスと言えます。徐々にオープンのペースにも慣れているのか、ここにきてレースぶりに進境が見られています。

 昨年の北九州記念では後方から上がり最速タイの脚を使って5着。上位3頭は4角で5番手以内の馬にいた馬で、流れが向かない中でも掲示板に載ったのは能力のある証拠と言えます。今回はその時よりも成長が窺えますし、前走のように好位から運べればチャンスも十分にありそうです。

バースクライ

 24年のオーシャンSでは、トウシンマカオやビッグシーザーといった実力馬に次ぐ3着と好走。重賞でも通用する能力があることは証明済み。その後は二桁着順続きと苦戦しますが、ここ2走が3着、2着と復調を感じさせる結果を残しています。

 特に前走のカーバンクルS(OP)は勝ち馬とクビ差の2着。その勝ち馬は次走の重賞でも勝利したエイシンフェンサーでしたので、本馬も重賞を勝てる位置にいるのは間違いありません。昨年の北九州記念では10着に敗れていますが、これは大外枠で距離のロスがあっての結果で参考外でしょう。スムーズに立ち回れるような条件が整えば、昨年以上の結果は十分に期待できるはずです。

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