“スタッフ”として残留したエヴァンス[写真]=Getty Images マンチェスター・ユナイテッドは30日、2024−25シーズン限りで現役引退した元北アイルランド代表DFジョニー・エヴァンスに新たな役割を与えたことを発表した。
現在37歳のエヴァンスは、マンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で2007年にトップチームデビューを飾った。2014−15シーズンまでプレーした後、ウェスト・ブロムウィッチとレスターを経て、2023年夏に古巣へと復帰。2度目の在籍ではベテラン選手としてチームを支え、通算241試合に出場し、8ゴール7アシストを記録した。
クラブは、長年にわたる貢献と豊富な経験を評価し、エヴァンスを“ローン&パスウェイ”部門の責任者に任命。同部門では、有望な若手選手のレンタル移籍の管理や、トップチームでの活躍を見据えた育成戦略の策定を担うこととなる。
今回の発表に際し、エヴァンスは自身の口から初めて“現役引退”を正式に表明。クラブ公式サイトを通じて、以下のようにコメントしている。
「選手としてのキャリアを正式に引退することを発表する。今は悲しさではなく、これまでの誇りと感謝の気持ちを感じており、次のステップに期待したい。20年間のプロ人生において、ともに働いた監督やコーチ、スタッフ、そしてチームメイトには永遠に感謝したい」
「これまで私を支えてくれたファンの皆さんにも心から感謝を伝えたい。ホームでもアウェイでもサポーターの情熱を感じられたことは光栄なことだった。みんなからの温かいサポートに感謝したい」
なお、クラブの発表によると、エヴァンスは今後、ジェイソン・ウィルコックスFD(フットボール・ディレクター)やアカデミー・ディレクターと密に連携を取りながら、次世代のトップチーム選手を育てる体制構築に尽力するようだ。