給食の誤提供で小麦アレルギーの児童が救急搬送 3年前も誤る 松山

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2025年07月01日 10:36  毎日新聞

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毎日新聞

小学校の教室=斎藤文太郎撮影

 松山市教育委員会は6月28日、市立小学校の学校給食で、小麦アレルギーがある児童に誤って小麦が含まれたスープを提供し、アレルギー症状を起こしたと発表した。児童は救急搬送されたが、命に別状はなく、翌日には登校したという。また、2022年にもこの児童に誤った給食を提供し、アレルギー症状で入院する事故があったが、市教委は公表していなかった。これまでに発生した同様の事案も一切公表しておらず、市教委の担当者は「他の市町が公表していたため、(公表)しなければならないと思った」と説明。公表が発生から25日も経過したことに対しては「保護者への説明に追われ時間がかかった」と釈明した。


 市教委によると、6月3日の給食時、小麦アレルギーなどがある児童に、小麦を含む食材で作った「キャロットスープ」を提供。児童は腹痛などを訴え、市内の病院に救急搬送された。給食は市内の共同調理場で調理したもので、アレルギーを管理する情報システムに記載漏れがあり、その後の担当者同士のチェックでも誤りに気付かなかったという。


 また、22年10月にも同じ児童に小麦を含むメニューを誤って提供し、入院する事案があった。24年度も他の小学校で同様の事案が1件あったが公表していなかった。【広瀬晃子】



このニュースに関するつぶやき

  • 今のガキはエピペン常時携帯しているんだろ?もう同級生にも事前に周知しておいてイザと言う時には誰でも注射出来る様にしておけや。
    • イイネ!7
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