セルティック移籍が決定した稲村隼翔 [写真]=金田慎平 セルティックは4日、アルビレックス新潟からDF稲村隼翔を獲得したことを発表した。
発表によると、セルティックは稲村と2029年6月30日までとなる4年契約を締結。また、背番号はかつてセルティックで活躍した元日本代表MF中村俊輔氏が着用していたのと同じ「25」番を着ることが決定した。
現在23歳の稲村は前橋育英高校から東洋大学へ進学し、3年時の2023年6月に新潟への加入内定および特別指定選手の認定を受けると、2024シーズンは公式戦19試合に出場し、JリーグYBCルヴァンカップ準優勝に貢献。正式に加入した2025シーズンはここまで2025明治安田J1リーグで16試合出場1得点、天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会で1試合出場を記録していた。
6月30日に海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、6月29日をもってチームを離脱したことが新潟から発表されていたなか、正式に移籍が決定した稲村は『セルティックTV』で「多くの日本人選手がこのクラブで成功を収めてきました。世界中に知られたとても大きなクラブです。セルティックに加入できることを心から嬉しく思っています。僕にとっては大きなチャンスです」と喜びを口にしながら、次のように続けた。
「今所属している日本人選手たちはとても高いレベルで活躍していますし、だからこそ日本人選手への期待が高まっているのだと思います。その期待に応えてベストを尽くしたいです」
「25番を選んだのは、与えられた選択肢の中で、この背番号が特に際立っていたからです。もちろん中村選手に関して言えば、子どもの頃に彼の蹴り方を真似したりしていて、僕の大好きな選手の一人でした」
また、セルティックを率いるブレンダン・ロジャーズ監督も以下のようにコメントを発表している。
「隼翔をセルティックに迎え入れることができて、とても嬉しく思っているし、彼とともに仕事ができることをとても楽しみにしている。彼は将来有望な選手で、ポテンシャルを秘めた若手選手だ。彼もセルティックに加入することでキャリアの新たな一歩を踏み出せることを喜んでいると確信している。チームに迎え入れることを楽しみにしているよ」