細田守監督最新作「果てしなきスカーレット」声優キャスト一挙解禁 役所広司が“最凶の宿敵役”に【役柄一覧】

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2025年07月16日 05:04  モデルプレス

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(上段左から)松重豊、吉田鋼太郎、役所広司、市村正親、斉藤由貴(下段左から)染谷将太、青木崇高、山路和弘、柄本時生、白石加代子、白山乃愛(C)2025 スタジオ地図
【モデルプレス=2025/07/16】細田守監督の最新映画『果てしなきスカーレット』(11月21日:日本公開/12月12日:アメリカ公開)より、声優を務めるキャスト11人が解禁された。

【写真】細田守監督最新作「果てしなきスカーレット」で“最凶の宿敵”を演じる大物俳優

◆役所広司、主人公の“最凶の宿敵役”「果てしなきスカーレット」出演

スカーレットが復讐に身を投じるきっかけを作ったクローディアスを演じるのは、「バケモノの子」(2015)、「未来のミライ」(2018)、「竜とそばかすの姫」(2021)に続き4作目の細田作品となる役所広司。これまでは熊徹や主人公の父親等の不器用ながらのやさしさを感じるキャラクターが多かったが、今作では今までとは真逆の主人公の宿敵・クローディアスを演じ、細田作品最多の出演キャストとなる。

クローディアスは、スカーレット(芦田愛菜)の父であり、自身の兄でもあった国王を殺して王の座を奪った、本作最凶の敵。スカーレットからの報復におびえ、側近らにスカーレットの命を奪うよう命じる冷酷で狡猾な人物である。

4作品連続で細田作品に参加となった役所について、細田監督は「最初からクローディアスは、役所さんをイメージしてシナリオやデザインを作りました。これまでの役所さんの出演された作品での、人間の奥底に眠る悪や狂気などを的確に表現される迫力が圧倒的だったので、クローディアスは役所さん以外には考えられませんでした。プレスコ収録では、クローディアスを凄まじい迫力で表現されていて、この声の力に、画がついていけるのかな、と不安になるくらいでした。でも、役所さんのお芝居に、アニメーターのみんなが大きな刺激を受けてさらに高みを目指しました。声のお芝居とアニメーションのお芝居が一緒に高め合って、充実した悪の表現を作ることになったんです」とクローディアスという役は役所以外考えられなかったこと、また制作に与えた影響が大きかったことを明かした。

また、スカーレットを演じた芦田は「役所さんの声の迫力にすごく圧倒されました。このクローディアスに、私は復讐をやり遂げなければいけないと、スカーレットの核となる部分を掻き立てていただきました」と役所の迫力のあるクローディアスの声そのものが役作りの一部になったとコメントした。

◆市村正親・吉田鋼太郎・染谷将太ら「果てしなきスカーレット」声優キャスト解禁

さらに、スカーレットと聖の前に次々と立ちはだかるクローディアスの刺客集団や≪死者の国≫の住人ら重要キャラクターが一挙解禁。細田作品初参加となる市村正親、吉田鋼太郎、斉藤由貴、松重豊、柄本時生、青木崇高、白山乃愛、白石加代子、そして細田作品2作目の山路和弘、4作目の染谷将太と強力布陣が壮大な物語に参戦する。

今までとは大きく異なる細田作品を創るにあたり、錚々たるキャスト陣による競演になったことに対して監督は「なんと贅沢なんでしょう。考えられる限り最高のキャストです。お芝居を通して皆さんから教えてもらえることが様々あり、『果てしなきスカーレット』を作る上で大変勉強になりました。この作品は本当に恵まれていると思います」と恐縮した様子で話しつつも今作への自信をのぞかせた。

また「時をかける少女」から19年、細田監督と共に数々の作品を世の送り出してきたスタジオ地図の齋藤優一郎プロデューサーは「本作はプレスコという、絵がない状態から芝居をして頂くという収録から始まりました。日本を代表する名優の皆さまにご参加いただき、監督と志を共有し、共に、登場人物たちの魂を磨き上げながら、この映画を更なる高みへと押し上げてくださったように思っております」とコメントを寄せた。

◆細田守監督最新作「果てしなきスカーレット」

細田監督最新作のテーマは“生きる”。「人は何のために生きるのかを問う、骨太な力強い映画を目指したい。今、この大きなテーマを、観客と一緒に考えたい」という細田監督の想いから始まった本作は、主人公の王女・スカーレットが父の復讐に失敗するも、≪死者の国≫で再び、宿敵に復讐を果たそうとする物語。今までのスタジオ地図・細田作品とは明らかに異なる主人公の設定や壮大な物語の世界観が大きな話題となっている。

主人公・スカーレットの声を演じるのは、芦田愛菜。そしてスカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師・聖を岡田将生が演じる。細田作品初参加となる芦田と岡田が、細田監督が描き出す狂気と復讐が交差する≪死者の国≫を舞台とした“愛を探す物語”に、圧倒的な演技力をもって挑む。(modelpress編集部)

◆「果てしなきスカーレット」役紹介

・クローディアス/役所広司
権力を求め、スカーレットの父であり自身の兄であるアムレット王を殺して王位に就いた、冷酷非道な国王。何らかの理由で≪死者の国≫におちて、スカーレットの命を狙う。
※細田作品出演は今作で4作目(最多出演)
「バケモノの子」(2015)熊徹役
「未来のミライ」(2018)じいじ役
「竜とそばかすの姫」(2021)主人公・すずの父役

・アムレット/市村正親
スカーレットの父で、とある国の心優しい国王だったが、クローディアスに嵌められて処刑される。
※細田作品初出演

・ヴォルティマンド/吉田鋼太郎
騎士たちを従えるクローディアスの側近。≪死者の国≫でスカーレットの命を狙う。
※細田作品初出演

・ガートルード/斉藤由貴
スカーレットの母。弱腰の夫・アムレットを見限り、野心家のクローディアスの陰謀に加担する。
※細田作品初出演

・コーネリウス/松重豊
腕っぷしの強いクローディアスの側近。≪死者の国≫でスカーレットの命を狙う。
※細田作品初出演

・ポローニアス/山路和弘
クローディアスの側近。レアティーズと共に≪死者の国≫でスカーレットたちの動向を監視している。
※細田作品出演は今作で2作目
「バケモノの子」(2015)猪王山役

・レアティーズ/柄本時生
クローディアスの側近。ポローニアスと共に≪死者の国≫でスカーレットたちの動向を監視している。
※細田作品初出演

・ローゼンクランツ/青木崇高
クローディアスの家来。ギルデンスターンと共に≪死者の国≫でスカーレットの命を狙う。
※細田作品初出演

・ギルデンスターン/染谷将太
クローディアスの家来。ローゼンクランツと共に≪死者の国≫でスカーレットの命を狙う。
※細田作品出演は今作で4作目(最多出演)
「おおかみこどもの雨と雪」(2012)田辺先生役
「バケモノの子」(2015)主演・九太(青年期)役
「竜とそばかすの姫」(2021)カミシン役

・少女/白山乃愛
≪死者の国≫でスカーレットが出会う、少女。
※細田作品初出演

・老婆/白石加代子
≪死者の国≫でスカーレットが出会う、謎の老婆。
※細田作品初出演

◆役所広司(クローディアス役)コメント

今回も細田監督作品に呼んで頂き大変光栄です。今回の録音はトップバッターで、まだ動いていないクローディアスの表情と監督の指示だけを頼りに録音しました。無音のスタジオで監督と二人で、まるで舞台公演のリハーサルをしているような現場は格別の経験でした。まだ僕は、動いている登場人物達も芦田愛菜さんや他のキャストの皆さんの声も聞いていません。完成がとても楽しみです。細田監督作品はいつも予想を遥かに超える、観たこともない世界を見せてくれます。とにかく完成が待ち遠しい!

◆プロデューサー:齋藤優一郎氏(スタジオ地図)コメント

世界中で悲劇的な衝突を目の当たりにする中、誰もが明るい未来を想像できなくなっている。愛を見つけること、共に手を取り合い生きることこそが、私たちの未来の肯定に繋がるー。そう信じて、細田監督は、この映画を企画しました。本作はプレスコという、絵がない状態から芝居をして頂くという収録から始まりました。日本を代表する名優の皆さまにご参加いただき、監督と志を共有し、共に、登場人物たちの魂を磨き上げながら、この映画を更なる高みへと押し上げてくださったように思っております。皆様に心から感謝申し上げます。

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  • 映画館であまりチラシを持っていく人、いなかったなあ。
    • イイネ!3
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