大谷翔平 1安打で先制点の起点に、試合はまさかの史上初“HRダービー”で決着!シュワーバー完璧3発でMVP、ナ・リーグが勝利

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2025年07月16日 13:18  TBS NEWS DIG

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■MLBオールスターゲーム ア・リーグ6−6(延長戦3−4)ナ・リーグ(日本時間16日、トゥルイスト・パーク)

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ドジャースの大谷翔平(31)はアトランタで行われたオールスターゲームに“1番・DH”でスタメン出場を果たし、5回で途中交代となり2打数1安打。2年連続でヒットを放った。ゲームはナ・リーグが1回、大谷のヒットを起点に先制すると、6回にはP.アロンゾ(30、メッツ)、C.キャロル(24、ダイヤモンドバックス)の2本のホームランで追加点を奪った。

だが、試合は6点リードから9回には同点に追いつかれる大接戦となった。オールスターゲームの特別ルールで代表者3選手が3スイングずつ行い、ホームランが多かったチームが勝利という史上初“ホームランダービー”の延長戦に突入。大谷のライバル・K.シュワーバー(32、フィリーズ)の3発で逆転したナ・リーグが4−3で制し、シュワーバーがMVPを獲得した。

スタメン紹介ではアトランタでも大歓声で迎えられ、緊張した表情でグランドへ登場した大谷。ア・リーグの先発は昨季“投手三冠”、サイヤング賞も獲得したT.スクーバル(28、タイガース)で、大谷との対戦成績は過去9打数1安打、打率.111。今季も対戦し、初安打を放った。第1打席では、いつものルーティンでア・リーグを指揮するA.ブーン監督(52、ヤンキース)、J.トーリ名誉コーチ(84)に3度、礼をして打席に入った。

球宴2年連続ヒットを放ち、先制のホームイン

1球目、158.6キロのストレート、2球目、157キロのストレートを2球連続ファウル。ここでスクーバルは3球目に内角低めにチェンジアップ、これを大谷は完全に見切って見逃した。そして、4球目、外角低めのスライダーを体勢を崩されながらも巧みなバットコントロールでセンター前へヒットを放った。

続く2番・R.アクーニャJr(27)もセカンド内野安打で出塁、すると3番・K.マーティ(31)が右中間へツーベース、二塁から大谷が還ってきて、ナ・リーグが先制点を奪った。スクーバルは試合前のレッドカーペットでは「3人で終わらせたい」と語ったが、逆に3人で先制点を奪われてしまった。

2回にはナ・リーグは3000奪三振を達成したC.カーショー(38)がマウンドへ。前半38本塁打、前日のホームランダービーチャンピオン、4番・C.ローリー(28)と対戦し、1球目を強振されたが、レフトのK.タッカー(28)がスライディングキャッチ。続く5番・V.ゲレーロJr(26)を見逃し三振に打ち取ると球場は大歓声、カーショーはここで降板となり、ベンチの選手もスタンディングオベーションで迎え入れた。

第2打席ではホームラン性の大飛球を放った大谷

2回、2死二塁で大谷の第2打席を迎え、2人目、ヤンキースの左腕・C.ロドン(32)と対戦。カウント2ー1から内角高めのスライダーを完璧に捉えて、打球はライトスタンドへ。弾丸ライナーで飛んでいったがポールの右に切れてファウル。大谷も手ごたえを感じており、悔しそうに苦笑いを浮かべて、ヘルメットを叩いて悔しがった。そして、5球目を引っ張りファーストゴロに倒れた。

5回、大谷の打順で代打・シュワーバーがコールされて、ここで交代となった。大谷は2打数1安打。第1打席では技ありの一打を放ち、第2打席ではホームランは叶わずも、大飛球で本塁打キングのパワーをみせた。試合後の会見では「渋いヒットにはなりましたけど良かったかな」と初回のヒットについて振り返った。

ナ・リーグは6回にアロンゾが追加点となるスリーラン、メッツの選手がオールスターでホームランを放つのは2006年、D.ライト以来、19年ぶりとなった。さらにキャロルもソロで6対0とア・リーグを突き放した。ア・リーグは7回、B.ルッカ―(30)がスリーランで反撃、さらに1点を返して6対4と2点差まで詰め寄った。ナ・リーグは8回にメジャーデビューしてまだ5試合でオールスター出場を決めたJ.ミジオロウスキー(23、ブルワーズ)が登板、最速は164.6キロをマーク、1回を無失点に抑えた。

ナ・リーグが6対4でリードした9回にはパドレスの守護神・R.スアレス(34)が登板、1死から2本のツーベースを浴びて、6対5と1点差に詰めよられると、D.ロバーツ監督(53)がマウンドへ。メッツの守護神・E.ディアス(31)をマウンドへ送った。1死二塁で7番・J.チゾムJr(27)に完璧に打たれたがファーストのM.オルソン(31)が好プレー。2死三塁でS.クワン(27)にサード内野安打を打たれて、6対6の同点に追いつかれた。

そして試合は6対6の同点で終了、勝敗はホームランダービーで争われ、各監督が3人の選手を選び、それぞれ3スイングしてホームランの数を競う。先攻はア・リーグ、最初は7回にスリーランを放ったルッカ―。3スイング中2本と好スタート。ナ・リーグのK.ストワーズ(27、マリナーズ)は3スイング中1本、ア・リーグが1本リードした。

ア・リーグ2人目はR.アロザレーナ(30、マリナーズ)、3スイングで1本、ナ・リーグ2人目はシュワーバー、大谷とリーグホームランキングを争うパワーヒッターが3スイングで3本のパーフェクト。ナ・リーグが4対3と逆転した。

ア・リーグラストはJ.アランダ(27、レイズ)、最低1本は打たなければならないところ、3スイングで1本も打てずに、ナ・リーグが勝利となった。

【大谷翔平 オールスター成績】
2021年:「1番・投手」二ゴロ、一ゴロ
2022年:「1番・DH」中安、四球
2023年:「2番・DH」空三振、四球
2024年:「2番・DH」四球、右本塁打、空三振
2025年:「1番・DH」中安、一ゴロ

このニュースに関するつぶやき

  • 勝敗をホームラン競争で決着ってもはや完全にエンタメの世界,とんねるずの正月特番と変わらない.もう行き着く先はヤラセの世界しかない.これはスポーツではない.
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