久石譲「Summer」を主題に「誰しもが心に抱く夏の情景」を映像化

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2025年07月20日 15:13  ORICON NEWS

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久石譲「Summer」を主題に“放送部の最後の夏”を描いた短編映像作品が久石譲公式YouTubeにて公開中
 誰もが一度は耳にしたことがある、夏の名曲・久石譲「Summer」。北野武監督作『菊次郎の夏』(1999年)のメインテーマとして誕生して以来、数多くのCMや映像作品を彩り、日本の“夏の原風景”として、多くの人々の記憶に刻まれてきたこの楽曲が、短編映像として作品化された。

【動画】久石譲「Summer」

 本作の監督を務めるのは、映像作家・三本菅悠(さんぼんすげ・ゆう)。舞台は、来春に廃校が決まっている西伊豆の高校。物語は、校内放送部に所属する生徒たちが「最後の夏」に挑む青春の記録だ。「何かを残したい」「この時間を刻みたい」――そんな想いが交差するなか、日常の何気ない風景が、「Summer」の旋律とともに、美しく紡がれていく。

 物語の中心を担うのは、放送部に所属する4人の高校生たち――島田裕仁(ユウト)、石田莉子(リコ)、月山鈴音(リオン)、松崎淳平(ジュンペイ)。それぞれが「最後の夏」に向き合いながら過ごす日々は、瑞々しくも切ない青春の一瞬を映し出していく。

 さらに、高校の先輩役として、総フォロワー数650万人を超える次世代クリエイターユニット「午前0時のプリンセス」(通称:ぜろぷり)の聖秋流(せしる)が出演。その佇まいが、物語にもうひとつの軸となる深みを与えている。

 本編ではあえてせりふを排し、音楽と映像、俳優たちの表情だけで物語への想像を膨らませていく演出を採用。そして、久石譲公式YouTube Shortsをはじめ、InstagramやTikTokで順次公開される縦型ショート動画「Our Summer」では、本編の“答え合わせ”や“もうひとつの解釈”が語られていく。視聴メディアを横断しながら展開される、立体的かつ複合的な映像体験を提供する。

 また、作品と連動して「山崎西高校放送部の日常」と題したSNS企画もスピンオフ展開中。作品に登場する学生たちの素顔や、その背景を垣間見ることができる内容となっている。

■監督:三本菅悠のコメント

 「誰しもが心に抱く夏の情景」をどう映し出すべきか考え続けていた中、廃校になっていく高校で最後の夏を過ごす高校生たちのアイディアが浮かびました。たとえ母校がなくなっても、彼らが過ごした夏の空気や記憶は、ずっと生き続けて欲しいという思いを込めて作りました。「Summer」という普遍的な楽曲を映像にすることは大きなプレッシャーでしたが、彼らが作った映像のように、誰かの心に残るものになればうれしいです。

■出演:聖秋流のコメント

 まずは今回、このような貴重なお話をいただけて本当にうれしかったです。まさか自分が久石譲さんの世界観の一部に関わることができるなんて夢にも思っていなかったので、大変光栄でした。映像では4人の高校生の先輩役として出演していますが、普段の私は先輩感を出すタイプではないので、どんな感じの距離感で接したらいいのか最初は難しかったのですが、いつのまにか先輩風を吹かせて楽しく撮影していました(笑)。みんなで作りあげたこの素敵な「Summer」が、たくさんの方々に届いたらうれしいです。

■プロデュース:木高颯子のコメント

 20年前、私の母校は廃校となり、取り壊されていくその姿を目の当たりにしました。変わりゆく景色の中で、「帰る場所がなくなる」という切なさを、初めて実感した気がします。だからこそ、今こうして日常を映像に残せることが、とても尊く思えます。寄せられた温かいコメントの数々に、胸がいっぱいです。久石譲さんの名曲「Summer」とともに、この作品が、誰かの心にそっと届いていたらうれしいです。


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