
「4にゃん保護してから丸2年経ちました!皆様のアドバイスのおかげで、こんなにフワフワで大きくなり、とにかくかわいいです。ありがとうございます!!」
そんなコメントとともに、Xユーザーのおゆちゃんさん(@oooooooyucha)が窓辺で仲良くニャルソックする4匹の猫の写真を投稿しました。そこには白猫の「しらたま」ちゃん、キジ白の「もち」くん、キジ白の「あんころ」ちゃん、キジ白の「くろみつ」ちゃんが写っています。
「助けてください!」SNSで必死に呼びかけた日
この4きょうだいとの出会いは、2023年5月1日のこと。飼い主さんは自身のXで、こう投稿し助けを求めました。
「至急。ねずみ取りにくっついて捨てられている子猫を保護しました。まず何をしたらいいのか教えてください!! 急いで外しにかかっております!!」
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これに対して、「私も去年、ベタベタの子猫を保護しました。まず目と呼吸を確保し、お尻や陰部が塞がっていないか確認して保全してください。小麦粉をかけて粘着力を落とし、中性洗剤で洗うことを繰り返すとだんだん落ちていきます。ベビーオイルなど油分をゆっくりなじませながら粘着をほぐして落とす方法もあります。毛の根元が見えてきてバリカンが入るようなら毛剃りで対処し、服を着せて体温を保ってください。病院にも必ず連れて行ってあげてくださいね」など、多くのリプライが集まりました。
その2日後、飼い主さんは寄せられたアドバイスを参考に、子猫たちの粘着剤除去に奮闘し病院も受診。そして、安堵の報告を投稿したのです。
「たくさんの返信ありがとうございます。返信が追いつかず申し訳ないです。本当に相談してよかった…。かなり衰弱していて、助けられるかずっと不安で、リプを読みながら必死に粘着を外していました。袋を開けたとき、鳴き声は子猫なのに何の生き物かわからないほどで、お顔が見えている子だけかと思ったら、ねずみ取りにペッタンコの子や下敷きになっている子まで。上の子たちは鳴いてくれましたが、下の子はぐったりでもうダメかと…。皆さまの知恵のおかげで救えました。本当にありがとうございます!」
保護当時、生後1カ月ほどだった子猫たちは、現在2歳に。その小さな命たちが、元気に成長した姿をこうして見られることが、何より尊いですね。当時の状況について詳しいお話を伺いました。
生死の境にいた子猫たちとの出会い、そして今
ーー発見時の様子について教えてください。
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「猫のような鳴き声が聞こえてきたので開けてみたら、ねずみ取りに張り付いた4匹の子猫が米袋の中に捨てられていました。すぐに連れて帰り、Xで保護の仕方についてアドバイスを求め、ねずみ取りから無事に外せました! 生命力の強い子たちで、水をよく飲み、ご飯もいっぱい食べていたので、とにかく4にゃんとも元気で安心しました」
ーー保護後はどのような様子だったのでしょう。
「4にゃんはいつもくっついて遊んでいるので手がかかりませんでした」
ーー改めて、しらたまちゃんたちに思うことは?
「あのときに見捨てなくてよかった。出会えてよかったと心から思います。幸せな日常をありがとうと伝えたいです」
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しらたまちゃんたちの保護から成長を見守ってきた人たちから、祝福の声がたくさん寄せられました。
「まぁ〜! みんな美猫にっ!! 本当にありがとうございます」
「本当に助けてくれて、ありがとうございました」
「今でも覚えてます。(最初は脱衣所だったかな?)2年後に4にゃん揃っている光景をこうして見られるなんて…。全員幸せにしてくださって本当にありがとうございます」
「ねずみ取りから救われてもう2年ですか…幸せに健やかに育った4にゃんを見て嬉しくなります」
「そうでしたか、あれから2年経ったのですね! 1匹ならともかく、すでに先住ニャン2匹がいる中で4匹きょうだいニャンズを引き取り育ててくださりありがとうございます」
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)