裁判員「模倣犯防ごうと議論」＝「ルフィ」幹部の判決後に会見

　「ルフィ」グループ幹部の小島智信被告（４７）の裁判員裁判で、裁判員を務めた５人が２３日の判決後、記者会見した。３０代の男性会社員は「自分たちが出した判決で模倣犯を防ぐことができると思い、真剣に議論に参加した」と語った。

　事件では「闇バイト」で集められた実行役らに、海外から匿名性の高い通信アプリで強盗の指示が出ていた。３０代の女性会社員は「あまり前例のない裁判だったので、どのように聞けばいいのか悩んだ」と振り返った。

　別の３０代女性会社員は「高収入などと（うたって）若い世代が勧誘されやすい仕組み。どう教育していくかが重要な課題だと思った」と話した。