フェイエノールトへの加入が決まった渡辺剛 [写真]=Getty Images エールディヴィジのフェイエノールトは23日、ヘントから日本代表DF渡辺剛を完全移籍で獲得したことを発表した。
現在28歳の渡辺は、中央大学在学中の2018年7月にFC東京への加入内定および特別指定選手登録が発表。2019年から正式にプロ入りを果たし、2021年12月にベルギーのコルトレイクへ完全移籍で加入した。1年半後にはヘントへのステップアップを実現させ、1年目から主力としての地位を確立。在籍2年間で公式戦通算100試合出場6ゴール6アシストを記録し、ゲームキャプテンを務めるなど守備陣を統率してきた。
日本代表としても活躍中のセンターバックが、オランダの名門フェイエノールトに加入する。クラブの発表によると、契約期間は2029年6月30日までの4年間で、背番号は後日発表される予定。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、移籍金を900万ユーロ(約16億円)と伝えている。
今年4月にもオランダメディアによって渡辺獲得への動きが報じられていたフェイエノールト。ヘントが約800万ユーロ(約14億円)の移籍金を要求したため交渉は一度決裂したものの、主力の流出や負傷が続いたことにより、2度目のアプローチを試みていた。なお、フェイエノールトでは過去に小野伸二氏とFW宮市亮(横浜F・マリノス)がプレー。現在もFW上田綺世が所属しており、渡辺はクラブ史上4人目の日本人選手となる。
フェイエノールトへの加入が決まった渡辺は、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。
「すべてが決まり、正式にフェイエノールトの一員になれたことを嬉しく思います。歴史は長く、常にタイトルを争う素晴らしいクラブです。ロッテルダムでは代表チームで知り合った同郷の上田綺世選手にも会うことができました。初めてデ・カイプ(本拠地の愛称)に行って、サポーターに挨拶するのが待ち切れないです」
【動画】渡辺剛のフェイエノールト加入が正式発表!
Watanabe in red & white 😮💨 pic.twitter.com/E1zqRzslEN— Feyenoord Rotterdam (@Feyenoord) July 23, 2025