「女風とは?」「どこまでするの?」「安全性は?」誰にも聞けなかった「女性用風俗」のキホン

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2025年07月25日 22:20  All About

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今話題の女性用風俗(女風=じょふう)。「ちょっと気になる」「癒されたい」という人も多いと思います。今回は長年セックスレス問題に取り組み、女風取材経験も豊富な筆者が「誰にも聞けなかった女風のキホン」をお伝えします。※サムネイル画像:PIXTA
2025年4月から6月に放送され、SNS界隈をざわつかせたドラマ『ジョフウ 〜女性に××××って必要ですか?〜』(テレビ東京)。24時30分からの深夜枠とはいえ、いよいよ女性用風俗(女風=じょふう)が地上波に登場とは! と驚きました。

ドラマは女性用風俗女風がテーマとはいえ、ドロドロした感じは全くなく、女風の“裏方”として働く主人公の葛藤や成長をコメディータッチで描いた「お仕事ヒューマンドラマ」作品。

劇中では、「もう恋愛に疲れた」「長年セックスレスで、誰かに触れてもらいたい」「夫や恋人に心を開けず、誰かに癒やされたかった」などの悩みを抱える女性たちが、個性豊かなイケメンセラピストたちによって心を満たされる様子が描かれていました。

「女性用風俗の仕組みを初めて知った。知らないことがドラマで広まるのはいいことだ」

「性的なコンテンツに堂々とお金を払えるくらい、女性が自立したんだなと思う」

「世の中の男性がみんな、こんな風に優しければいいのに」

「このドラマを観てちょっと行きたくなってきた。エロいことをしたいっていうよりも、癒されたい」

SNSなどでドラマに関する書き込みを見ても、このようにポジティブな感想を持つ人が多いのが印象的でした。

かくいう私も、女性用風俗が「添い寝ビジネス」と言われていた十数年前からリサーチし、自分でも何度も体験したうえで書き上げた『女性用風俗 [超入門]』(アイデア出版)と、コミック原作『妻で母ですが、女性風俗にハマりました』(全2巻・KADOKAWA)の著作があります。

セラピストはもちろん、ヘビーユーザー、ビギナーユーザーの女性たちにも取材をし、「お金を払って女風を利用する」理由もガッツリ聞き出しています。

現在話題の女風ですが、「ちょっと興味があるけれど実際に利用するのは不安。誰かに聞いてみたいけど、誰に聞けばいいのか分からない」という人も大勢いるのではないでしょうか。

そこで今回は、女風について、実際に利用した女性の体験談も交えながら分かりやすく解説していきます。本記事では、女性用風俗に興味を持っている人、これから利用してみたいと思っている人のために、女性用風俗のキホンについてご紹介します。

女性用風俗とは

女性用風俗には大きく分けて「性感マッサージ」「出張ホスト」「レンタル彼氏」「レズビアン風俗」「SM」などのマニア向けサービスなどがあります。レンタル彼氏は性的サービスを伴わないと定義されているものの、運営会社によって出張ホストとの線引きはあいまいです。

この中で私が最もお勧めしたいのが、ドラマでも取り上げていた性感マッサージです。

性感マッサージとは、セラピスト(キャスト)と呼ばれる男性施術者がオイルを用いて女性の全身をマッサージしたり、手や口などによって性感スポットや胸、フェムゾーンを愛撫したりしてくれるサービスです。いわゆる「本番」行為はありません。

そしてセラピストはただマッサージするだけではありません。利用者である女性の希望を丁寧にヒアリングし、その人が望む内容に合わせたサービスをしてくれます。

マッサージを受ける以外に、例えば「カフェでお茶を飲みながら話を聞いてもらいたい」「手を握ったりハグをしたりしてもらいたい。それ以上はいらない」「何もせずに添い寝をしてもらいたい」などの依頼もOKです。性的アクションはまったくない、普通のデート気分で異性と過ごすことができます。

セラピストを選ぶ際のリスクとその回避方法

女風体験が、素晴らしいものになるか残念なものになるかは、ひとえに施術をしてくれるセラピスト(キャスト)選びにかかっています。初対面のセラピストと密室で二人で過ごし、裸の自分のカラダを預けるわけですから、慎重に、安全で楽しい時間が過ごせる相手を選ばなくてはいけません。

セラピストを選ぶ際には所属している店舗が公開しているプロフィールはもちろん、PR動画があれば、よく観察してください。話し方やしぐさを見て、「チャラいだけかも」「お金のためにやってるのかも」「ただのエッチ好きかも」と直感したら、選択肢から外すのが賢明です。直感は大切。そのあと、ネットのユーザー書き込みもチェックしてください。

また、セラピスト個人がSNSをやっていれば要チェックです。お店の公式Webサイトでは分からなかった本人の個性が発信内容から伝わってきます。アップしている写真、つぶやいている内容や言葉遣い、フォロワーとのやりとりの様子など、その人がどんな人なのかを知ることができるヒントが満載です。

失敗しないセラピスト選びのために、彼らのプロフィールをチェックする際のポイントとして、以下の5点をご紹介しておきましょう。

チェックポイント1:プロフィールの完成度の高さ

経歴やマッサージの得意技、趣味や自己紹介などがしっかり書き込まれているかどうかをチェック。最初は、謎めいたセラピストよりもできるだけ自己開示をしている人の方が安心です。運営会社で研修を受けたかどうかも気にしながら読んでください。

チェックポイント2:見た目の清潔感

どんなに経歴がすてきでも、写真や動画を見たときに顔や髪型、服装などに清潔感がない、好みのタイプじゃないという人は避けること。

チェックポイント3:ユーザー評価

気になるセラピストの評判は口コミサイトの評価もチェック必須。悪い口コミのついている人は避けた方が無難な場合が多いです。ただ、他の顧客に取られたくなくてわざとひどい評価を付けるユーザーがいるのも事実です。見極めはなかなか困難ですが、ここに時間を費やしてください。

チェックポイント4:SNSの投稿内容

セラピストのSNSアカウントを確認するときは、フォロワー数に惑わされず、投稿内容をしっかり確認。昔から「言葉は身の文(あや)」(=言葉は、その人の人柄や品位をあらわす)と言います。その人の発信内容は、信頼してよい相手なのかどうかを見極める大きな手掛かりになります。

チェックポイント5:適正な料金

「初回無料」など「無料」を強調しているところ、また価格が他と比べて異常に安い店は注意が必要です。全てとは言いませんが、非合法である「本番」を目的としている“ヤリモク”セラピストは、無料や低価格で客を集めようとする傾向があり、ハイリスクです。良質なサービスにはそれなりにお金がかかるもの、と理解しておきましょう。

また、リピートして良好な関係ができたセラピストから、“新人チェック依頼”をされる場合もあります。その場合は、モニターとして無料か低料金で協力しても大丈夫です。

セラピストを育てるのは顧客です。中級者顧客は、育てる側に回って、業界レベルを高めてあげてください。

次回は、長年セックスレス問題に取り組み、女風取材をフィールドワークとする私が出会った女性たちの実際の体験談をご紹介しますのでお楽しみに。

三松 真由美プロフィール

男女関係に悩む1万3000名の女性会員が集うコミュニティを展開。セックスレス・ED・女性性機能に詳しく、性を通して男女関係を円滑にするメソッドを考案。講演、メディア出演、著書多数の恋愛・夫婦仲コメンテーター。執筆家。
(文:三松 真由美(夫婦関係ガイド))

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