
■MLB レッドソックス4ー3ドジャース(日本時間28日、フェンウェイ・パーク)
ドジャースの大谷翔平(31)が敵地でのレッドソックス戦に3試合ぶりとなる“2番・DH”で出場し、4打数2安打1四球。今季29度目のマルチヒットをマークした。レッドソックスの吉田正尚(32)も“5番・DH”でスタメン出場、3打数無安打。8回の攻撃で代打を送られた。
前日27日はメジャー最強左腕の一人、G.クロ−シェイ(26)から豪快な一撃を放った大谷、この日レッドソックスの先発は昨季までチームメイトだったW.ビューラー(30)、しかもワールドシリーズで胴上げ投手となった。2020年、エンゼルス時代に対戦し、2打数無安打。
雨の為に41分試合が遅延。1回第1打席、ビューラーのコントロールが定まらず、3球連続ボール。カウント3−0から2球甘いボールが来たが、スイングする素振りを見せなかった。しっかりボールを見極めて四球で出塁した。
0対1とリードされた3回、2死一塁で大谷の第2打席、カウント2−1から内角低めのカットボールをセンター前へ弾き返し、8試合連続ヒットを放った。ここから2死満塁とチャンスを広げると、4番・F.フリーマン(35)が押し出しの四球を選び、1対1の同点に追いついた。
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4回には6番・M.コンフォート(32)の9号ソロで追加点を奪うと、2死二塁から1番・M.ベッツ(32)にもタイムリー、そして、大谷の第3打席、2球目、高めのストレートを豪快な空振り、カウント1−1からチェンジアップに体勢を崩されたがバットの先でセンター前へ、2打席連続ヒットで今季29度目のマルチヒットとなった。
しかし、5回、ドジャースの先発・D.メイ(27)がレッドソックス打線に捕まり、3対2と1点差に詰め寄られると、2番・A.ブレイグマン(31)に逆転の13号ツーランを浴びてしまった。
3対4と1点を追う6回、1死二塁で大谷の第4打席、レッドソックスは3人目のG.ワイサート(30)、レッドソックスベンチはピッチングコーチがマウンドへ行って、意思統一を確認、1塁が空いているが、2安打の大谷との勝負を選択、カウント2−2から外角高めのストレートで空振り三振。大谷は力でねじ伏せられた。
8回、ドジャースの上位陣に回ってくるイニングでレッドソックスベンチは守護神のA.チャップマン(37)を投入。無死一、二塁で大谷の第5打席、カウント0−1から外角高めのスライダーに手を出してしまいレフトフライ。走者を進めることが出来なかった。さらに3番・T.ヘルナンデス(32)はセカンドライナーで2塁走者も戻れず、併殺でチャンスを潰してしまった。
大谷は今季29度目のマルチヒットをマークしたが、終盤で得点圏に走者を置いた場面では走者を進められなかった。ドジャースは連敗で2カードぶりに負け越しとなった。
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