
中学生の息子がクラスの女の子に2000円前後のお昼を奢ったことで、親子で衝突したという投稿がママスタコミュニティに寄せられました。
『息子がクラスの女の子とお昼を食べに行って全額奢ったそうです。「自分で稼いでいないのにそれはダメ」と怒ったら「自分のお小遣いだから何に使ってもいいだろう」と言われて喧嘩になりました。相手の保護者に連絡して返金してもらおうかと思うのですが……』「息子はまだ学生の分際。自分で稼いだお金ではないのに奢るなんて」と憤る投稿者に対し、ママたちからはさまざまな意見が寄せられました。
返金要求はしない派の意見
投稿者さんは相手の親に連絡をして、返金を求めることも考えているようです。けれどこの意見には否定的なママが少なくありません。
『子どもに任せるべき。相手の親から「金返せ」と連絡が来たらドン引きするよ』
『相手の親に連絡なんかしたら息子の立場がなくなる。次からはしないよう注意するだけで十分』息子の自主性を尊重するべきといった声や、学校での立場を考えてあげて、とのコメントが続きました。
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頭ごなしに言ってしまっては、息子の学校生活や親子関係に悪影響を及ぼす可能性もありますからね……。
奢り奢られは避けるべきとの声
奢ったり奢られたり……。その行為そのものに否定的な意見もありました。お金の絡むことは大人でも気を遣う問題です。お金の使い方や人間関係のリスクについてもコメントがあがりました。
『お金で関係を築くのは危険。金目当ての人が近づき、裏切られることも』
『今回は返金要求せず、勉強代としたらいい。相手方から返金の申し出があっても今回は辞退して息子をきちんと教育する』「奢るのも奢られるのもダメと伝える。次からはしないようにとしっかり伝える」そう考えるママたちも多くいました。
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投稿者の対応とその反応
ママたちに意見を聞いた投稿者さんですが、結局、相手の親に連絡をしたのだとか。相手からは謝罪と返金の申し出を受けたようですが「今回は息子の善意なので」と断り、お礼の言葉のみ受け取ったのだそう。
この投稿者さんの行動については、肯定派・否定派のふたつにわかれました。
肯定派のママとしては、
『自分が奢られた側の親なら、連絡してくれて有難いと思う。子どもに注意する機会をくれた相手の親には感謝するし、返金を断られたのも印象がいい』という意見です。一方、否定派のママからは、
『投稿者さんが相手の親に連絡したことで、息子に恥をかかせることになるかもしれない。学校で噂になるかも』
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今回、相手の親が理解ある対応でした。けれど「女の子が悪意を持って噂を広げる可能性もあった」とリスクを説く意見も寄せられます。
投稿者さんの相手親への連絡は、息子の信頼や、学校生活に影響を与えるリスクを伴ったかもしれません。
息子の気持ちはどこにある?
今回2000円もの食事を奢った息子さん。その行動背景にあるものは何でしょう。
『女の子からおねだりがあったのだとしたら話は別。状況を確認すべき』
『格好いいところを見せたかったのかもね。次回からは割り勘にさせて今回は注意だけするかな』相手に好意があり、恰好をつけたかったのかもとママたちは推測します。「息子さんの気持ちも尊重してあげてほしい」という声も届きます。
親子で話し合うべきポイント
今回は年頃の息子さんが母親である投稿者さんに「女の子にご馳走したこと」を話してくれたのです。頭ごなしに怒るのではなく、息子さんとの関係を大切に、ゆっくり話し合うことが大切かもしれません。
『友だちというか彼女でしょう?「男は女におごる」という中学生の意識は問題。中高生の恋愛にありがちだから困るよね』
『高校生の息子がいるけれど奢ってはいけないと話してある。恰好つけたいのもわかるけれど。奢られることを拒否しない方にも問題があるから、娘にも言ってある』
『奢ることが当たり前の関係性はマズイから、そこはきちんと理解できるようにしないと』中学生のお金の価値観は未熟です。厳しく叱るより、今回の件を学びの機会としてみてはどうでしょう。
今回の投稿者さんには、親子関係とお金の教育を両立する対応が求められているようです。息子さんとオープンに対話してみるのがいいのかもしれません。なぜ奢ったのか気持ちを聞いてみましょう。そして2000円で何が買えるかを具体例で伝え、価値と計画性を教えること。そして「自分が稼ぐまでは奢らない」との投稿者さんの考えを伝えて、ルールを決めてはどうでしょう。
今回の体験はお金の価値や人間関係を学ぶ貴重な機会になったのではないでしょうか。親子で対話を通じてお金の計画性や健全な関係性を教えることが大切なのでしょう。今回の件を成長の糧にし、信頼関係を損なわない対応を心がけて、親子でよりよい関係を築きたいものです。