



「女手ひとつで育ててくれたのよ? ナツキちゃんは、大学費用も出してもらっているじゃない」フミおばさんがそう言うと、ナツキさんの顔色が変わりました。「……無理」ナツキさんの意思は固いようです。アツシは説得を続けます。



「どういうこと?」理由を聞いても、ナツキさんは固く口を閉ざしていました。その態度に私たちは納得することができません。「いい加減にしなさい。いい年して、わがままばっかり言わないの」フミおばさんがそう言って叱りつけると……。



ようやくナツキさんと話し合いの場が持てました。しかし誰が何を言っても、ナツキさんは「介護はやらない、お金も出さない」の一点張り。アツシやフミおばさんが義母に感謝を示すべきだと訴えても、ナツキさんにはまったく響いていないようでした。それどころか「育ててもらった恩などない」と言い切ったのです。
とうとう堪忍袋の緒が切れたフミおばさんは、「納得する理由を言いなさい」と叱りつけます。するとナツキさんは一言「ずっとこの日を待っていた」と言ったのでした。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
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