
■第107回全国高等学校野球選手権大会 第15日・決勝 日大三1ー3沖縄尚学 (23日・甲子園)
日大三(西東京)が沖縄尚学(沖縄)に敗れ、14年ぶり3度目の優勝とはならなかった。日大三は決勝に進んだ01、11年は優勝を果たしており、決勝で敗れたのは初めてとなった。
東京代表と沖縄代表が夏の決勝で対戦するのは初。選抜大会では10年決勝で興南が日大三に10ー5で勝利した。
日大三は2年ぶり20度目の出場、沖縄尚学は2年ぶり11度目の出場。
先発は今大会初登板の右腕・谷津輝(3年)。西東京大会では3回戦の1試合に登板し、8回10奪三振無失点だった。
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1回表、谷津は先頭打者から見逃し三振を奪うなど、3者凡退に抑える立ち上がりを見せた。
打線はその裏、1番・松永海斗(3年)が沖縄尚学の先発・新垣有絃(2年)から内野安打で出塁。犠打で1死二塁とすると、主将の3番・本間律輝(3年)が右中間へ適時二塁打を放ち、初回に1点を先制した。
2回表、先頭打者に内野安打を許すと、2死二塁から阿波根裕(3年)に適時二塁打を打たれ、同点に追いつかれた。
打線は2回裏、先頭の6番・竹中秀明(3年)が四球で出塁。犠打で得点圏に進めるも、後続が2者連続三振に倒れる。3回は本間が中安打を放つが無得点。
4回表、日大三は2番手・山口凌我(3年)がマウンドに上がり、3者凡退に抑えた。
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打線はその裏、竹中が右安打で出塁、さらに相手の失策と8番・桜井春輝(3年)の左安打で1死満塁とチャンスを作る。しかし、山口が二飛、松永は遊ゴロに倒れ無失点に終わった。
6回表、山口が先頭の宮城泰成(3年)に右安打を打たれると、エース・近藤優樹(3年)が登板。2人の打者を一邪飛に抑えるが、二盗を許し2死二塁となると、4番・宜野座恵夢(3年)に左前適時打を打たれ、1点を勝ち越された。
7回表、近藤は2死から右安打、死球を許すが新垣有を三ゴロに打ち取った。8回表も2死二塁とピンチを招くと、宜野座に2打席連続の適時打を打たれ、2点ビハインドとなった。
打線は8回裏、1死から本間が中安打で出塁。続く4番・田中諒(2年)が遊飛で2死となると、沖縄尚学の2番手・末吉良丞(2年)がマウンドに上がる。代打・豊泉悠斗(3年)が三ゴロに倒れ、無得点に終わった。
9回裏、末吉から得点を奪えず、ゲームセット。
≪日大三 甲子園足跡≫
2回戦 3ー2 豊橋中央(愛知)
3回戦 9ー4 高川学園(山口)
準々決勝 5ー3 関東第一(東東京)
準決勝 4ー2 県岐阜商(岐阜)延長10回タイブレーク
決勝 1ー3 沖縄尚学
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