
日常生活のなかで「みんなはどうしているの?」と思うことって結構ありますよね。学校で習えないこと、誰も教えてくれないことに困惑するママたち。今回はそのような教えてほしい困ったが届きました。
『わが子が中学校を卒業し制服が不要になりました。着ることのなくなった学校の制服やジャージのような制定品など、みなさんはどのように処分していますか?』学校の制服やジャージなどの制定品。学校へ行っている間はなくてはならない存在だったものですが、学校を卒業すると使い道がなくなりますよね。それなりにお金のかかっているものですし、意外に量もある。さて、ママたちは不要になった制服や制定品などをどのように扱っているのでしょう。
「誰かに譲る」が半数を超えた
投稿者さんが用意した選択肢は「寄付する」「誰かに譲る」「保管しておく」「捨てる」の4つ。まずはどのような結果になったのかを見てみましょう。
1位「誰かに譲る」55%
2位「捨てる」21%
3位「寄付する」16%
4位「保管しておく」8%
回答してくださったママの半数が「譲る」と答えていました。制服や制定品という特性上、次に使う人がいることが1位になった理由かもしれません。他の選択肢に対する声もまとめて見ていきましょう。
不要になった制服・制定品は「譲る」
『卒業式を終えた次の日に1歳下の子に譲った』
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『制服とジャージは、卒業したら譲ってほしいという人がいるから、年下の子に譲る』後輩や知り合いの年下の子に譲ると答えたママたち。卒業前から譲ってほしいとお願いされているケースも多いようです。体操服や部活動で使用していたジャージなどは、洗い替えで数があるとうれしいので譲ってほしい方も多いかもしれませんね。制服の場合は、丈夫な生地で縫製もしっかりしたブレザーのお譲りが目立ちました。3年間使用しても他のものよりキレイなのかもしれませんね。
『うちの子は制服とジャージが小さくなって、2年生の4月に買い替えた。かなりキレイな状態だったから、大きくなりそうな年下の子にあげたよ』身体的な成長が著しい世代ならではの声も寄せられました。卒業して着なくなる・使わなくなるからだけでなく、在学中でも買い替えることがあればお譲りするようですね。タイミング次第ではかなりよい状態で譲れる可能性もありますから、譲ってもらえる方はラッキーかも。
不要になった制服・制定品は「捨てる」
『合服は私立高校の入試の日に、夏服は公立高校の前期入試が終わってから。冬服は卒業式が終わったあと。それぞれのタイミングで捨てました』
『卒業式後の次のゴミの日に、中学で使っていたものはまとめて捨てた』
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『まだ高校の制服が届いていない春休みの間に、何度か高校へ行くことがあったので、入学式が終わってから捨てた』中学校を卒業した後から、高校の制服が到着するまでの間に制服が必要となるシーンがあったという声も寄せられました。冠婚葬祭などでも学生は制服が礼服の代わりにできますので、万が一に備え、捨てるタイミングを考えておいてもいいのかもしれません。
『PTAのバザーやリサイクルなどの予定もなかったので捨てました』
『誰かにあげるのならクリーニングへ出さなくてはいけないから捨てた』捨てる理由もさまざま。ママたちの声を見ていると、捨てる理由で一番多いのは譲る行き先がないからのようです。また、譲るのであればクリーニングに出すなどして手間がかかることも面倒で捨てたという声も。面倒だと思ってしまう気持ち、わからなくもないですよね。
不要になった制服・制定品は「寄付する」
『住んでいる自治体の役所で寄付の募集をしていたから持っていった。制服って丈夫だし着る子によってはキレイなままだし、いい取り組みだよね』
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不要になった制服・制定品は「保管する」
『ひとりっ子だし、なんとなく捨てられなくてとってある』
『学校に寄付してもいいのだけど、なんだかそのままになっていて、まだ家にある』「保管する」を選んだママたちからは、思い出として保管していたり、なんとなく保管していたらいつのまにか時間が経過していたりなどといった声が寄せられました。思い出として取っておきたい気持ち……もありますが、うっかりしていたらずっと家にある状態だったということも。筆者の知り合いで、成人した子どもを持つママから「ランドセルがそのままになっている」という話をよく聞くので、うっかり保管になってしまっているご家庭は意外に多いかも?
子どもの意見も聞いてみよう
もう着ることのなくなった制服や制定品。必要な人・ほしい人がいれば譲ってあげるといった声が半数を超える結果となりました。しかし譲る相手やチャンスがないので処分するという声もありますし、保管しておきたいと思う声もありました。わかっているだけで選択肢は4つもありますので、どのやり方がご自身に適しているかを考えてみるとよさそう。迷ったらお子さん自身に聞いてみてもいいかもしれませんね。どのような答えが返ってくるか、ちょっとおもしろそうですね。
文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・善哉あん