
サントリーホールディングス株式会社の新浪剛史代表取締役会長が、9月1日付で会長職を辞任していたことが明らかになった。
サントリー会長の違法薬物使用疑惑
新浪氏は慶応義塾大学経済学部を卒業、米・スタンフォード大学への留学やハーバード大学経営大学院を修了するなどの超エリート。しかし、3度の離婚に4回の結婚歴があり、女性関係にいい話はないという。
「昇進のために女性を利用していたと報じられることもあるなど、女性関係はめちゃくちゃだといいます。せっかく会長の座を得たのに、自分から辞任なんてことはないでしょうし、なにかあったとしか思えないです」(スポーツ紙記者)
超エリートの突然の辞任表明。いったい何があったのだろうか。
「実は先月、新浪氏は麻薬取締法違反の疑いで福岡県警から家宅捜索を受けているのです。新浪氏は大麻由来の成分『THC』が含まれたサプリメントを米国から輸入し、使用したとされています。
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家宅捜索の際、新浪氏は“適法な製品だと思っていた”“知人の女性が一方的に送りつけてきた”などと弁明。この騒動を受けての辞任表明なのだと思います」(全国紙社会部記者、以下同)
THCとは大麻に含まれる有害成分で、幻覚作用や神経を興奮させる精神活性作用があると言われている。
家宅捜索では新浪氏の自宅から違法サプリは見つからず、尿検査も「シロ(陰性)」だったため、警察が慎重に捜査を進めているところだ。この一連の騒動を受け、9月2日、同社の鳥井信宏社長と山田賢治副社長が緊急記者会見を開いた。
「会見では新浪氏の辞任に関する説明をしました。新浪氏は自分から“一身上の理由により役職を辞任したい”と申し出たとのこと。鳥井社長は新浪氏が使用していたサプリの違法性の判断については警察に委ねるとしたうえで、サントリーのトップとして法令に抵触しないのは当然のことで、今回の騒動は“トップとしての素質を欠くものである”とコメントしていました」
会見を受け、ネット上では、
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《警察が捜査に踏み切ってるんだから何かしらの強い根拠があるだろうし、黒なんだろうな》
《警察が入った、かつ家宅捜査であれば相当調べあげた上で入ってるし黒なんでしょ》
《陰性なのに辞任っておかしいでしょ、絶対真っ黒》
今年7月、定例会見で「改革提案が(親会社の)株主総会で株主から了承されるかどうかが焦点だったが、きちっと承認を得られた。改革していくという道筋が明確に見えたので、よろしいと思いサントリーは再開を決めた」とフジテレビへのCM出稿再開について意欲的な姿勢を見せていた新浪氏。
しかし、自身の不祥事が発覚したことから、今後は逆にフジテレビ側がCM出稿を断るという可能性も浮上してくるという。
「まだ捜査中ではありますが、経営陣のトップが違法サプリを使用していたという疑惑が上がった以上、サントリーのイメージが下がることは間違いありません。
テレビCMを目にした人の中には、不快感を覚える人もいることでしょうし、テレビ側もサントリーのCMを放映することにリスクが伴います。今後、サントリーは商品PRを行う場が限られていくのではないでしょうか」(前出・全国紙社会部記者、以下同)
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元会長の疑惑で窮地に立たされるサントリー。そんなサントリーはここ最近、不運が続いているという。
「2019年、CMに起用していたピエール瀧さんのコカイン使用が発覚し、約5年間続いたシリーズが中止に。今年、4月下旬には永野芽郁さんと田中圭さんの不倫騒動が報じられ、サントリーは“ブランド本来の価値を伝えることが難しい”として、田中さん出演のCMを中止に。今度は、経営陣トップの薬物使用疑惑。関係者の不祥事が相次いでいるのです。
ただ、会長の薬物使用はまだ確定していません。そうした中で、緊急会見を開き会長辞任に関する説明をした、迅速な対応は評価できるのではないでしょうか」
「経営陣一丸となってお客様の信頼回復に努めたい」と会見で述べていた鳥井社長。一歩一歩、信用を取り戻してもらいたい。