「JOINT3」設立の発表会に出席した参画企業の代表者。前列左から3人目はレゾナック・ホールディングスの高橋秀仁社長=3日午後、東京都港区 レゾナック・ホールディングス(HD)は3日、人工知能(AI)向けなど次世代半導体の技術開発に関する企業のコンソーシアム(共同事業体)を新設したと発表した。半導体を最終製品に仕上げる「後工程」で使う中間基板を開発する。レゾナックなど国内外の27社が参加した。
事業体の名称は「JOINT3」で、東京エレクトロンやウシオ電機、米アプライドマテリアルズなどが参画。レゾナックの下館事業所(茨城県結城市)に試作拠点を新設し、中間基板に適した材料や設計装置を開発する。総事業費は260億円で、2026年中の稼働開始を目指す。
レゾナックHDの高橋秀仁社長は記者会見し、「半導体の技術革新には、装置や材料の精緻なすり合わせが不可欠だ」と述べ、意義を強調した。

「JOINT3」の設立発表会であいさつするレゾナック・ホールディングスの高橋秀仁社長=3日午後、東京都港区