【中日】祖父江大輔が引退会見「3日前に来季構想外を伝えられ決断」「9割が楽しかった」

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2025年09月05日 14:15  日刊スポーツ

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会見の合間に明るい表情を見せる祖父江(撮影・森本幸一)

中日の中継ぎ右腕祖父江大輔投手(38)が5日、今季限りで現役を引退することを発表し、バンテリンドーム内で引退会見を行った。「しんみりしたくなかった」とスーツ姿で現れた祖父江は終始笑顔で話した。


通算509登板すべてリリーフ登板としてチームを長く支えてきた。6月11日楽天戦(楽天モバイル)では112人目の通算500試合に登板も、今季はここまで18試合に登板し0勝0敗1ホールド、防御率4・58で、8月6日に出場選手登録を抹消されていた。


「3日前(9月2日)に来季構想外と伝えられて、中日で終わりたかったので。自分でもチームの戦力になれていないことは気付いていた。『まあ、そうだろうな』というような気持ち」と引退を決意した。


20年には最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得するなど鋭いスライダーを武器に活躍してきた。「中継ぎは天職だと思っている。大きなけがが一度もなかった。丈夫に生んでくれた親に感謝しています」と話した。


「後輩とはいえ友達のような存在。野球が楽しくできた」と、先輩や後輩、チームメートに感謝した。大野雄大投手(36)、涌井秀章投手(39)、松葉貴大投手(35)、柳裕也投手(31)、藤嶋健人投手(27)、近藤廉投手(27)、清水達也投手(25)、松山晋也投手(25)の8人が花束を持って駆けつけ、笑顔で記念撮影した。


愛知高校−愛知大−トヨタ自動車、13年ドラフト5位で中日に入団と地元愛知で輝き続けた。「愛知県が大好きなので。今後は何をするかは決まっていませんが、東海地方はファンの方も多いので恩返しができれば」と話した。プロ12年、1軍での通算成績はすべて中継ぎで509試合に登板17勝27敗12セーブ、136ホールド、防御率3・04。最後は「これから新潟へ行ってきます」と、明日6日からの2軍交流戦オイシックス戦(ハードオフ新潟)に参加するために移動。「9割が楽しいことだった」というプロ野球人生の最後までその右腕を振り続ける。

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