【世界陸上】村竹ラシッドが決勝進出 男子110メートル障害で日本勢初のメダル獲得目指す 

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2025年09月16日 20:56  日刊スポーツ

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男子110メートル障害準決勝 ハードルを越える村竹(撮影・宮地輝)

<陸上:世界選手権>◇第4日◇16日◇東京・国立競技場◇男子110メートル障害準決勝3組



スタート前に手でハートをつくり、胸に刻んだ。


日本記録保持者(12秒92)の村竹ラシッド(23=JAL)が13秒17の3組2着で自身初の決勝進出を果たした。日本人では2大会連続で進出。今日午後10時20分開始予定の決勝では、同種目日本勢初のメダル獲得を目指す。


昨夏のパリオリンピック(五輪)でも5位入賞しており、世界大会では2大会連続の決勝進出。前回の23年ブダペスト大会では泉谷駿介(住友電工)が日本人で初めて決勝へ進み、5位となっている。


村竹はトーゴ人の父と日本人の母のもとに生まれたハードラー。今年8月には日本人初の12秒台&今季世界2位の12秒92をマークし、今大会ではメダル候補に挙げられている。


決勝でメダルをつかめば、個人のトラック種目では05年ヘルシンキ大会400メートル障害銅メダルの為末大以来、20年ぶりの快挙となる。


◆村竹ラシッド(むらたけ・らしっど) 2002年(平14)2月6日、千葉・松戸市出身。跳躍競技の経験があるトーゴ人の父と日本人の母のもとに生まれ、相模台小5年で陸上開始。松戸一中でハードル種目に専念。松戸国際高3年時に全国高校総体110メートル障害優勝。順大3年時の22年に世界選手権代表。24年から女子やり投げ北口榛花ら所属のJALへ入社。趣味はゲーム、競馬。推しの馬はドウデュース。好きな食べ物はプリン。身長179センチ。

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