トランプ米大統領(左)とクック連邦準備制度理事会(FRB)理事(AFP時事) 【ワシントン時事】トランプ米政権は18日、トランプ大統領によるクック連邦準備制度理事会(FRB)理事の解任を認めなかった控訴裁の判断を不服とし、最高裁に上訴した。大統領がFRB理事を解任するのは前代未聞で、最高裁の判断はFRBの独立性や信認を大きく左右しそうだ。
クック氏は、トランプ氏が8月に住宅ローン不正疑惑を理由に解任を通告したのは違法だとして提訴。一審はクック氏の訴えを認め、解任を一時的に差し止める判断を示した。二審も手続きが適切ではなかったとし、解任を認めなかった。