

息子の不登校は、私にとって人生を揺るがすようなことだけれど、他人からしたら、ただの雑談ネタのひとつなんだろうなと実感しました。
せめて夫婦2人だけでも穏やかでいよう。夫とともに穏やかに笑える時間があるだけで、家の空気も少し柔らかくなる。それが家族にとって、土台になるのでしょう。こうして少し穏やかに過ごせてきたと思った矢先、学校から連絡がありました。


「進級が難しくなる可能性がある……」その言葉を聞いたとき、頭の中が真っ白になりました。どこかで覚悟していた気もするけれど、いざ現実を突きつけられると、胸の奥がぎゅっと締めつけられるような痛みがありました。それから数日後、家のポストに息子宛の通信制高校の資料が届いていました。息子が自分で取り寄せたのでしょう。息子の前向きな行動、それだけで、私はよい兆しが見えた気がして、心が満たされました。

私はしばらく実家に滞在して、息子と距離を置く時間を持つと、心身ともに少しだけリフレッシュできました。
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しかし息子なりに前を向こうとしていることに気づいた私は、久しぶりに心が満たされた気持ちになったのです。
私は「親の責任」と「手放す準備」のあいだで揺れながらも、親として踏ん張り続けるしかないと腹を括りました。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・梅蔵うめ 編集・石井弥沙
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