後払いサービスを提供するPaidy(東京都港区)が、18〜29歳のZ世代を対象に、買い物に関する意識調査を実施した。その結果、お金の価値観として最も回答が多かったのは、「好きなことにはお金をかけ、節約するところはするといったメリハリのある消費をする」(37.5%)だった。
2位は「コストパフォーマンス(費用対効果)を重視する」(37.0%)で、「その月の予定や出費に合わせて、柔軟に支払い方法を選びたい」(31.0%)、「タイムパフォーマンスを重視する」(27.0%)が続いた。
Z世代の夢につながる買い物をしたいタイミングは、「ボーナスや臨時収入が入った時」(43.0%)、「セールやキャンペーンのタイミング」(32.5%)、「十分な貯金がたまってから」(29.0%)が上位だった。
夢につながる買い物について、「定価が高いとよく諦める/時々諦める」と答えたZ世代は75.0%に上った。一方、「セール時期は、夢につながる買い物を“思い切ってみよう”と思うか」という質問に対しては、82.5%が「気持ちがとても高まる/まあまあ高まる」と回答した。
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「買い物の支払いが特に集中する月」として最も多かったのは「12月」だった。Paidyは、11月末のブラックフライデーや各種セールでの購入、クリスマスや年末年始の支出が重なるためだと分析した。
ファイナンシャルプランナーの高山一恵氏は、「(Z世代は)ただ単に節約するということではなく、自分にとって価値があると思うものにはしっかりとお金を使い、それ以外は支出を抑えたり、セールを活用したりするという具合に『メリハリ』や『コスパ』を意識した『効率性』重視の消費を実践している」と分析した。
本調査は8月14〜21日、1年に1回以上ECを使って買い物をする18〜49歳の男女400人を対象に、インターネットで実施した。
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