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オンラインカジノの利用を繰り返したとして常習賭博罪に問われたフジテレビ元バラエティ制作部企画担当部長、鈴木善貴被告(44)=懲戒解雇=に対し、東京地裁は25日、懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年)の有罪判決を言い渡した。鈴木被告は自身をギャンブル依存症だと認め、弁護側は依存症の治療を始めているなどとして執行猶予付きの判決を求めていた。
検察側は公判で、被告は2020年ごろから、先輩社員に教えられてオンラインカジノを始めたと指摘。24年9月以降はバカラ賭博などを繰り返し、8カ月間で計145回利用したとした。賭け金は計6億円程度に上ったといい、負けが込んだことで消費者金融や知人らから計2000万〜3000万円の借金を重ねたとした。
被告は被告人質問で「借金を返すためのギャンブルとなり、後半は苦しかった。勝てば一気に返せるという思いがあった。会社に迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した。
フジテレビでは他に、アナウンサーだった男性社員(27)がオンラインカジノによる単純賭博罪で略式起訴され、7月に東京簡裁から罰金10万円の略式命令を受けた。【安達恒太郎】
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