
部下の既婚男性職員と複数回、ラブホテルで面会していたことが明らかになった群馬県の前橋市長。25日、予定されていた公務の一部を取りやめました。会見で市長は「公私にわたる相談」のためだったなどと釈明しましたが、市民からは怒りの声が上がっています。
ラブホテルで密会「公私にわたる相談」釈明に怒り前橋市民・60代
「はっきり私言いますけど、許せません!市長としてあるまじき行為ですよ」
前橋市民・70代
「私は市長さんに入れた(投票)ので、期待感はたくさんありましたけど、ちょっと残念かなと。何しろ場所が悪い」
怒りの矛先を向けられたのは、前橋市の小川市長。24日夜、緊急の記者会見を開きました。
前橋市 小川晶市長
「私が特定の職員と複数回ホテルに行ったことは間違いありません」
会見を開いた理由は、小川市長に関する週刊誌報道。「部下の既婚男性職員とラブホテルに行っていた」と報じられたのです。
小川市長は弁護士出身で、群馬県議会議員を経て、2024年2月の市長選で現職を破り、初当選。前橋市では初の女性市長となりました。
ーー(ホテルの)滞在時間はどれくらい?
「平日の夜に関しては、2時間から3時間程度と記憶をしています。男性とは、男女の関係というのはありません」
会見で強調したのは「男女の関係は無かった」。そして「公私に渡る相談をしていた」ということ。
市長室ではなく、ラブホテルである必要はどこにあったのでしょうか。
前橋市 小川晶市長
「特定の職員と長時間いるということをどう思われるかっていうのもありますし、私が泣いたりだとかちょっと感情的になったりするところもあるので、そういった姿を市役所の中では見せたくないというような思いも強かった」
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当初は飲食店やカラオケを利用していましたが、周囲に人がいて、具体的な会話ができないためラブホテルを使うようになったといいます。
ーーホテルの中での会談を打診したのは?
「職員の方からです」
ーーそれを受け入れたのはなぜ?
「その職員を信用していたという部分が大きい」
支払いは市長の私費、とのことですが…
ーー移動手段を教えて下さい。
「市役所からの公用車で送ってもらったこともあります」
男性職員と会うために公用車を使ったこともあったといいます。
ーー相手が妻帯者であるという認識は?
「はい。知っていました」
小川市長は相手が既婚者であることを認識。その上で今年2月から9月の間に市内のラブホテルを10回以上利用していました。
群馬県内で「記録的短時間大雨情報」が立て続けに3回発表された、9月10日も男性職員とホテルで面会をしていたというのです。
前橋市 小川晶市長
「ホテルの中でも打ち合わせというか、いつでも何かあれば駆けつけられるような状況でありましたので、問題はないと考えてしまいました」
市長の釈明に対し、群馬県の山本知事は…
群馬県 山本一太知事
「ものすごく、何かこう脇が甘いというか。どうしちゃったんだろうというのが最初の感想。10回以上、二人だけでラブホテルに行っていたということで『男女の関係がなかった』というのは嘘だと思っているので、大変残念」
小川市長は25日、予定されていた一部の公務を取りやめました。
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市役所には、600件の苦情や問い合わせの電話が寄せられたということです。
前橋市民・60代
「いまちょっと伊東市長なんか問題もあるし、私は退任すべきだと思います」
進退について「第三者と相談しながら考えていく」としている小川市長ですが、26日に開かれる本会議の終了後に、すべての市議会議員に対し、この問題について説明する予定で、発言が注目されます。
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