東京都内のスーパーで、チラシをチェックする買い物客(資料)(AFP時事) 帝国データバンクは30日、主要食品メーカー195社が10月に値上げを予定している飲食料品が3024品目に上ると発表した。原材料価格や人件費の上昇を受け、日本酒やパックご飯など幅広い分野で価格が上がり、品目数は前年同月比3.4%増と10カ月連続のプラス。3000品目を上回るのは今年4月以来、半年ぶり。
アルコールを含む「酒類・飲料」が最も多く、2262品目と全体の7割強を占めた。キリンビバレッジ(東京)やコカ・コーラボトラーズジャパン(同)をはじめ、大手各社がペットボトル飲料などを値上げする。コメ価格の高止まりを背景に、パックご飯や餅など関連製品の値上げも目立つ。