アマゾンジャパン(Amazon)は10月1日、新型映像デバイス「Fire TV Stick 4K Select」を発表した。近日中に発売予定で、Amazon.co.jpにおける販売予定価格は7980円となる。現在、予約受付日が決まったタイミングで告知するEメールサービスの受付を行っている。
●Fire TV Stick 4K Selectの概要
Fire TV Stick 4K Selectは、4K(3840×2160ピクセル)解像度の映像投影に対応する新モデルで、HDR10/HDR10+/HLG規格のHDRコンテンツの再生にも対応する。後日行われる予定のソフトウェア更新によって「Amazon Kids+」やMicrosoftの「Xbox」のストリーミングプレイにも対応するという。
プロセッサ(SoC)は4コア構成で、ストレージは8GBを備える。ワイヤレス通信はWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)とBluetooth 5.0に対応しており、付属の「Alexa対応音声認識リモコン」の他、Bluetooth AudioデバイスやBluetoothキーボード/マウス/ゲームコントローラーの接続も可能だ。電源入力を兼ねるUSB 2.0 Micro-B端子も備える。
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従来モデルとの違いは?
Fire TV Stickシリーズで4K解像度に対応するモデルとしては、「Fire TV Stick 4K」(9980円)と「Fire TV Stick Max」(1万2980円)がある。今回の新モデルは「Select」の名前の通り、一部の機能をセレクト(制限)することで価格を抑えている。具体的には、既存の両モデルと以下の点が異なる。
・新しいOSを採用
・「Dolby Vision」規格のHDR再生機能がない
・「Dolby Atmos」音声出力機能がない(AC-3/E-AC3/E-AC3_JOC出力は可能)
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・Wi-FiとBluetoothの規格が古い
注目は新しいOSの採用だ。新しいOSは「Vega(ベガ)」というもので、従来のAndroid OSをベースとする「Fire OS」とは異なる。Vegaは同時に発表されたスマートデバイス「Amazon Echo」の新モデルでも使われている。
本モデルの発表を受けて、Amazon.com(アマゾンジャパンの親会社)はVega OS向けの開発者キットを公開している。
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