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<広島1−3ヤクルト>◇4日◇マツダスタジアム
ヤクルトが逃げ切り、今季最終戦を飾った。今シーズンを57勝79敗7敗で終えた。
今季限りで退任が決まっている高津臣吾監督(56)にとっては、最後の指揮となる試合。今オフにポスティングシステムでメジャー挑戦が決まっている村上宗隆内野手(25)は“日本ラストゲーム”。白星で締めた。
6年間指揮した高津臣吾監督(56)は「大変なことばっかりでしたけど、選手、コーチ、スタッフと一緒に楽しいこともたくさんあったし、本当に素晴らしい時間を過ごさせてもらいました。本当に感謝しかないです」と、瞳を潤ませた。最も印象的だったことにはオリックスに敗れた22年の日本シリーズを挙げた。「あれはもう絶対に勝ちたかったので。(21年日本一の)勝ったこともすごく大きな思い出ですけど、負けた悔しさというのはずっと持っています」と回想した。
先発のルーキー下川隼佑投手(25)が6回3安打1失点と好投した。サブマリンの新人右腕はテンポのいい投球で凡打の山を築いた。球数105。来季に向けても収穫多い内容と結果だった。7回2死二塁から登板した荘司宏太投手(25)は代打大盛を一飛に抑えて火消しに成功。プロ野球史上10人目となる1年目での30ホールドポイントを達成した。
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打線は3回に先頭の浜田太貴外野手(25)が4号ソロを放って先制した。4回は相手の暴投と、2死満塁から中村悠平捕手(35)が中前適時打をマークした。村上は6回先頭で右前打を放つなど4打数1安打だった。8回には応援団から「メジャーで頑張れ」のコールも注がれた。結果は空振り三振だったが、フルスイングを貫いた。
最後は勝って締めた。試合後は広島工の後輩でもある広島新井監督から花束を手渡された。高津監督は「シーズン大変だったですが、『最後はみんなで力を合わせて頑張って勝って終わりましょう』という話をさせてもらって、その通りに、投げる方も、打線の方も非常にいい展開で今日は締めくくれたのかなと思います」と話した。
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