【フィギュア】SP首位の三宅咲綺が苦笑い「忘れられていました」坂本花織との会話明かす

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2025年10月04日 20:52  日刊スポーツ

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女子SPの演技を終え、笑顔を見せる三宅(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:近畿選手権>◇4日◇木下アカデミー京都アイスアリーナ◇女子ショートプログラム(SP)



国際大会デビューとなった9月の木下グループ杯で3位に入った三宅咲綺(22=シスメックス)が、68・56点で首位発進した。


冒頭では得意の高さある連続3回転トーループの1本目で「ちょっと氷がなかった」と着氷が理想通りにいかず、ダブルアクセル(2回転半)を含めて質を反省。それでも連続3回転トーループは1・40点の加点を得ていた。全体を通して「2戦連続で70点という点数を出してもらえていたので『また70点を出したい』という気持ちがありました。全日本に向けて『ちゃんと練習を積み重ねれば、自己ベストが上がる』と先生にも言われていたので、それができなかったのが悔しいです」と満足はしなかった。


今季からシスメックスの所属となり、12月の全日本選手権(東京)につながる最初のステップが、中四国九州選手権から近畿選手権に変わった。初日を終えて「今まで中四国九州だったので、いつものメンバーで和気あいあいとした感じだったんですけど、今回は(三原)舞依ちゃんとか神戸クラブの子もいますけど、知らない子たちも結構いて、アウェーな感じがしました」と初々しい表情。同門で仲の良い坂本花織(シスメックス)からは朝に電話があったといい「『今日、朝練に来ないの?』と言われて『ごめん、かおちゃん。今、京都に向かってるんだけど』というやりとりがありました。出ることを忘れられていました」と苦笑いで明かした。


5日のフリーではトリプルアクセル(3回転半)を組み込む予定で「今日の朝の公式練習でも1発目から降りられたので、手応えはあります」と自信をのぞかせる。ミラノ・コルティナ五輪を目指す22歳が、今大会でも存在感を示す。【松本航】

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