吉田沙保里の伝説「骨折対盲腸で骨折が勝った」左手骨折ボルト3本の状態で強行出場V、相手は盲腸

3

2025年10月10日 09:01  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

吉田沙保里さん(2024年撮影)

女子レスリング金メダリストの吉田沙保里さん(43)が8日夜放送のABCテレビ「これ余談なんですけど…」(水曜午後11時10分=関西ローカル)に出演。中学生時代に、大ケガをおして試合を強行した経験について振り返った。


番組では、「霊長類最強女子」と名高い吉田さんにまつわる“伝説”を取り上げた。その中で「左手を骨折してボルトも3本入った状態で全国大会優勝」という逸話を紹介。


吉田さんは「はい、本当です。これは中学3年生の時に、練習試合で投げられて、(左手を)脱臼骨折して…」と回顧。医師から「将来オリンピックを目指すなら」と勧められて手術を受け、ボルトを入れた。


治るまでは3カ月以上かかると言われたものの、「1カ月後に全国大会があったんですよ。もう絶対出られないと思ってあきらめていたんですけど、父親に呼ばれて、ボルトが突き出ていたんですけど、それを『短く切ってもらってこい』と。『テーピングが巻ける長さに切ってもらってこい。病院の先生にお願いしてこい』って言われて。うちは父の言う事が絶対なんで…」と厳命された。


そこで医師に相談したところ、医師は「そんなむちゃなことはダメです。左手を使えなくなってもいいんですか」と拒否。吉田さんは「大丈夫です。こっちは文句を言わないんで、これをやらなければ家に帰れないんです」と懇願し、何とかボルトを短くカットしてもらったという。


結局、テーピングで左手をガチガチに固定し、「試合に出ました。痛いですよ、だってまだボルトが入ってるんですよ。入ったまま全国大会」と強行出場。


すると、「当時ライバルだった選手がいたんですけど、その選手は盲腸だったんですよ。たまたま盲腸になっていた。で、吉田沙保里は再起不能だと周りに言われてたんで、(大会に)出てこないと(考えた)。『盲腸だけど、散らして出たら優勝できるかも』と思って、たぶん出てきたんですね」と、相手選手も盲腸をおして強行出場していた。


「当日、マットに上がったら吉田が出てくる。『えーっ』みたいな…」と相手選手に驚かれたそうで、「骨折対盲腸で、骨折が勝った」と笑いを誘っていた。

このニュースに関するつぶやき

  • リュウもザンギエフも倒す人だから…
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(3件)

ランキングスポーツ

前日のランキングへ

ニュース設定