トヨタ自動車が映像を公開した「センチュリー」の2ドアクーペ(同社提供) トヨタ自動車は13日、同社の最高級車「センチュリー」を独立したブランドとして展開すると発表した。最上位に位置付ける。今月下旬に開幕する「ジャパンモビリティショー」で、試作車としてセンチュリーブランドのオレンジ色のクーペを出展する。
同日公開した自社メディアで明らかにした。出演した豊田章男会長は、車種の一つだったセンチュリーをブランドとして再定義し、「数ある商品群の中で、居場所をしっかりさせる」と説明した。
センチュリーは1967年、トヨタグループ創始者の豊田佐吉氏生誕100周年を記念し、運転手がいるオーナー向けに発売された。現在はセダンとスポーツ多目的車(SUV)の2種類がある。
モビリティショーでは、高級車ブランドの「レクサス」の新型試作車も披露する。ミニバンタイプで6輪構造となる。6輪構造とすることで、広い車内空間を確保できるという。